全日本フィギュア選手権は27日、女子フリースケーティングが行われ、紀平梨花選手が連覇を達成した。
27日放送のフジテレビ「S-PARK」にメダリスト3選手が生出演。
自身の演技を解説してもらいながら振り返る。
渾身(こんしん)の演技にガッツポーズも飛び出した、2位の坂本花織選手(20)。
三原舞依選手(21)が復活の全日本でほぼパーフェクトな演技を披露したあと、リンクに立った坂本選手。
2019年から継続のプログラム「The Matrix」。
宮司愛海アナウンサー「滑りはじめた時の気持ちは?」
坂本花織選手「ドキドキが止まらなかったです」
宮司愛海アナウンサー「公式練習の時からジャンプの調子は良さそうでした。そのあたりは自信を持って臨めましたか?」
坂本花織選手「そうですね。NHK杯の練習でもショートよりフリーの方が自信はあったので、練習通りと思いながらやりました」
最初のダブルアクセルも出来栄えほぼ満点という評価。
そして、次のコンビネーション、トリプルフリップ+トリプルトゥループ。
中村光宏アナウンサー「ショートで乱れたジャンプ。去年の思いもあると思いますがいかがですか?」
坂本花織選手「フリーをノーミスで滑るには、この3・3が本当に自分の中でもポイントになってくる部分なので、そこでおっきくできたのがよかったかなと思います」
中村光宏アナウンサー「トリプルフリップ、調整の難しさはありましたか?」
坂本花織選手「いや、ショートほどはなくて、思い切っていけました」
中村光宏アナウンサー「衣装を変えましたよね? 理由はあるんですか?」
坂本花織選手「変えました! 曲もちょっと変えたぐらいで、ブノア先生から、もう『ちょっと変えた感を出そう』みたいになって、『変えようか』となりました」
宮司愛海アナウンサー「Matrixらしいというか、イメージぴったりの衣装ですよね」
坂本花織選手「今まで本当に伸縮性、通気性ゼロの衣装で、本当に苦しかったんですけど、背中があいただけで全然違いました」
継続のプログラムだが、迫力という部分はさらに増した印象があった。
坂本花織選手「去年よりかは全然、後半までしっかり勢いよく滑っていけるようになったので、全然去年とは違うなと思いました」
2019年はスタミナ不足も課題に挙げていた坂本選手。
1日9kmほど走ったという。
後半のダブルアクセル+トリプルトゥループ+ダブルトゥループ。
坂本花織選手「これは本当に怖かったです。なんとかもっていった感じ」
演技後にはガッツポーズを見せた坂本選手。
坂本花織選手「本当にうれしかったです」