鶏卵生産大手・アキタフーズ元代表からの現金受領疑惑が指摘されている自民党の吉川貴盛元農水大臣が、健康上の理由で議員辞職を表明した。
吉川氏のコメント全文は以下の通り。
「2年半前に患った心筋梗塞が要因し、現在、慢性心不全等により入院治療を行っておりますが、近日中に除細動器(ペースメーカー・AED)の埋め込み手術を受けることが決まりました。術後は、激しい運動やストレスを避けるなど、さまざまな日常生活にも最も気を付けなければならないことが予想されます。
今までのように国会議員としての職責を果たすことが難しく、地元の皆様をはじめとした国民の負託にお応えする十分な活動ができなくなると思い、この際、衆議院議員を辞職する決意をいたしました。
本来であれば、皆様に直接お伝えすべきところ、入院中でありますので、まずもってこのような形でお知らせいたすこととなりました。非礼のほど、なにとぞご容赦いただきたく存じます。
後援会をはじめご支援いただいてきたわが地元北海道のみなさまには大変お世話になりました。また、党幹部及び関係者のみなさま、ともに政策語り合った与野党の先生方、国会運営で苦労を共にしてきた同僚議員の先生方、初当選以来およそ20年間にわたり、本当に多くの方々に支えられ、今日まで国会議員としての職務を全うさせていただくことができました。これまでに賜りましたご支援・ご厚情に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。以上」
吉川氏の事務所はこのようなコメントを発表、健康上の理由で議員辞職することを明らかにしたが、自身の疑惑について触れることはなかった。
