防災食を備蓄しようと思っていても、何を選べばいいのか分からないという人もいるだろう。海上保安官の経験を生かして暮らしに役立つ情報を発信する川崎みささんは、2018年の西日本豪雨の際、備えをせずに自宅で被災。その反省から防災士の資格を取得。2児のママでもある川崎さんに、防災食を選ぶ5つのポイントについて教えてもらった。
文・写真=川崎みさ
【ポイント1】3つの用途別で準備する
災害後に試行錯誤した結果、わが家では「防災食」を3つの備え方に分けて準備しています。
(1)自宅避難用
(2)持ち出し用
(3)携帯用
の3つです。
(1)「自宅避難用」の防災食
自宅避難用の防災食は、ガスコンロとガスボンベも備えていることもあり、湯煎でも食べられるパックご飯や、温めて食べるレトルト食品など「お腹にしっかりたまる食品」を意識して選んでいます。災害時でも、できるだけ普段の食事に近い形で安心して食べられると、食事に関するストレスが軽減されます。
(2)「持ち出し用」の防災食
防災リュックに入れる持ち出し用の防災食は、「賞味期限が長い」「個包装」「軽い」の3つをポイントに選んでいます。
リュックの中身を頻繁に入れ替えるのは大変なので、うっかり賞味期限切れを防ぐために「賞味期限が長い食品」を、 食べきりサイズで衛生的に安心できて家族で分けやすい「個包装」を、そして避難時に子どもと一緒に移動することを考えて、少しでも負担を減らすために「軽さ」を意識して選んでいます。
(3)「携帯用」の防災食
いつも持ち歩いている鞄に入れている「防災ポーチ」にも小さなお菓子を1~2個入れています。災害時だけでなく、外出中にお腹がすいたときや、子どもと一緒のお出かけで急に「何か食べたい」と言われた時にも便利ですよ。

