(4)「あわてて外に飛び出さない」と教える
一軒家の場合も、揺れている最中に外へ飛び出さないことは同じです。屋根瓦や塀、ガラスが落ちてくることがあるからです。
そして、困ったときに頼れる人を決めておく。お隣さん、管理人さん、近くに住む友だちのおうち。私が震災のときにママ友に助けられたように、近くにいる大人とのつながりは、いざというとき大きな力になります。
学校への確認・「171」の練習
(5)学校の引き渡しルールを確認
子どもが学校にいる時間なら、保護者が迎えに来るまで、学校で子どもを保護するのが基本です。
ただ、どのくらいの揺れで引き渡しになるかは、学校や自治体によって違います。
確認しておきたいのは、自分の子の学校のルールと、引き渡しカードに書いてある人です。自分が迎えに行けない場合に誰が行けるかを決めて、カードに書いておきましょう。
ただし、気を付けたいのは下校した後や、登下校中に地震があった場合です。そのときの決まりも、あわせて確認しておくと安心です。
(6)災害用伝言ダイヤル「171」の練習
災害用伝言ダイヤル「171」は、毎月1日と15日などに体験利用ができます。
知っていることと、使ったことがあることは違います。
一度、子どもと一緒にかけてみてください。どの電話番号に録音するのかも、家族で決めておきます。
また、いまは非常食や水、非常用のお菓子などのラベルに、171の番号や使い方が記載されていることも多いです。練習した後に、「番号がわからなくなったら、このお菓子を見てね。おなかがすいたら食べていいからね」と伝えておいてあげるのも一つの方法ですね。
帰りたい気持ちは誰よりも強いからこそ
子どもが一人でいるとわかっていたら、帰りたい気持ちは、保護者が誰よりも強いと思います。それでも、焦って帰ることが正解とは限りません。
混乱の中を動けば、かえって連絡が取りにくくなることもあります。途中でけがをすれば、迎えに行くこともできなくなります。
子どもにとって一番大切なのは、親が無事に帰ってくることです。
だから、事前に準備をしておく。自分を危険にさらさなくても、子どもが待っていられるように。
それが、親がいない時間の子どもを守ることにつながると思います。
三沢おりえ
総合危機管理アドバイザー。総合防犯設備士、防災士、危機管理士、総合防犯士会理事、元・硬式空手世界チャンピオン。

