まず、子どもがいる部屋から見直す
(1)家具の固定や配置の見直し
東京消防庁によると、近年の地震でけがをした人の3〜5割は、家具類の転倒・落下・移動が原因でした。
地震対策の第一歩は、やはり家具の固定や配置の見直しです。
子どもが自分の部屋やリビングで、一人で過ごしているときに大地震が起きることもあります。家族がいつも過ごす場所や子ども部屋、寝室は特に注意が必要です。
大人がそばにいれば声をかけられます。でも一人なら、子どもは自分で判断するしかありません。
子どもが座る場所、寝る場所に、倒れてくる家具はないか。頭の上に落ちてくる物はないか。玄関までの通路を、家具がふさがないか。
テレビや炊飯器など、思わぬものが凶器となって飛んでくることもあります。そうしたものも含めて、配置の見直しや固定を進めてください。
家具を固定しておくと、地震のときだけでなく、普段、子どもが引き出しや棚に乗って家具が倒れる事故も防げます。
(2)家の中の安全な場所を子どもと共有
そして、家具の対策と同じくらい大事なのが、家の中で「ここなら安全」という場所を、子どもと一緒に決めておくことです。
揺れたら、物が落ちてこない、倒れてこない、動いてこない場所へ。
リビングならここ、子ども部屋ならここ。実際にその場所に立って、確認してみてください。
子どもに伝えておくこと
大きな地震のときは、むやみに移動を始めず、職場などにとどまることも大切です。親がすぐに帰れない状況は、安全のために必要な場合もあるのです。
その時間を、子どもが一人で乗り切れるように、いくつか約束をしておきます。
(3)「揺れた直後はエレベーターに乗らない」と教える
揺れが収まるまでは、決めた安全な場所から動かない。
揺れた後は、エレベーターに乗らない。乗っていたらボタンを全部押し、近くの階ですぐ降りる練習を。
首都直下地震では、閉じ込めにつながるエレベーターが約2万2000台にのぼると想定されています。子どもが一人で閉じ込められることは、できるだけ避けたいところです。
マンションでは、停電でエレベーターが止まるだけでなく、エントランスの自動ドアを手で開け閉めすることになる場合もあります。普段と違う状況になることや、避難場所も子どもに伝えておきましょう。

