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インフルエンザが異例の早期流行も ワクチンは「早く打てばいい」わけではない 医師に聞いた“接種時期の見極め”は?|FNNプライムオンライン
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インフルエンザが異例の早期流行も ワクチンは「早く打てばいい」わけではない 医師に聞いた“接種時期の見極め”は?

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「患者の出始めは2カ月早い」と医師が語るほど、2026年のインフルエンザは異例の早さで拡大している。過去2番目という早さで流行期に入り、宮城県内では子供を中心に感染が広がっている。ワクチンをいつ打つべきか、その「見極め」が例年以上に重要になっている。

仙台・宮城で感染が拡大、6週連続で流行超え

仙台市のインフルエンザ患者数
仙台市のインフルエンザ患者数
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仙台市によると、9月13日までの1週間に市内で確認されたインフルエンザの患者数は1医療機関あたり「5.81人」で、前の週と同水準だった。流行の目安とされる「1」を6週連続で超えている状態だ。

区別に見ると、太白区が「7.40人」と最も多く、次いで青葉区が「6.86人」、宮城野区が「5.40人」、泉区が「4.40人」、若林区が「4.25人」と続く。

宮城県内のインフルエンザ患者数
宮城県内のインフルエンザ患者数

宮城県全体でも1医療機関あたり「5.35人」で、保健所別では石巻が「7.20人」と最多となった。一方、仙南は「5.00人」、塩釜は「5.10人」と、前の週から増加している地域もある。

感染の広がりは学校現場にも直撃している。9月16日時点で、太白区の小学校1校で学年閉鎖、中学校1校・小学校8校で学級閉鎖の措置がとられた。市によると、患者全体の6割を小学生から高校生が占めており、宮城県全体では14歳以下の子供が患者全体のおよそ7割に上る。

宮城県は「子供から家族へ感染が広がる恐れもある」として、手洗い・うがいの徹底など感染対策を呼びかけている。

流行が早まった背景は

菊地胃腸科内科医院 菊地徹院長
菊地胃腸科内科医院 菊地徹院長

仙台市青葉区にある菊地胃腸科内科医院の菊地徹院長は、感染時期が早まった要因のひとつに、インバウンドの増加を挙げる。菊地院長によると、9月15日・16日だけで各日2人ほどの患者が確認されており、流行の前倒しは明らかだという。

今年流行しているインフルエンザは、2009年に感染が拡大した型と同じ型だ。型の一致という点は、「ワクチンの効果が十分に期待できる」と菊地院長が話す通り、心強い材料となっている。

ワクチンの効果は5カ月 「早く打てばいい」わけではない

ワクチンの効果が有効な期間のイメージ
ワクチンの効果が有効な期間のイメージ

ワクチンに関して菊地院長が強調するのは、接種タイミングの重要性だ。ワクチンの効果は接種から約1カ月後に最も高くなり、その後ゆっくりと低下していく。効果の持続期間は約5カ月とされている。

仮に今すぐ接種した場合、例年の流行ピークである2月ごろには効果が弱まっている可能性がある。さらに3月にはインフルエンザB型が流行する可能性もあるということで、「あまり早く打っても効果が早く切れてしまうため、3月ごろ流行するのには効果が弱いかもしれない。そのの見極めは難しい」と話す。

仙台市は通常、ワクチン定期接種の開始時期を10月1日としているが、2026年は流行の早まりを受けて、高齢者などについては9月15日から前倒しで開始した。

受験生は「もう一回打つ選択肢もある」

特に注意が必要なのが、受験を控えた学生だ。

菊地胃腸科内科医院 菊地徹院長:
受験生は3月受験だから、あまり早く打つと(効果が弱くなる可能性)。もう一回打つ選択肢はある。患者さんの背景を見ながらアドバイスする。

ワクチンには感染を防ぐ効果だけでなく、かかってしまった場合に重症化を防ぐ効果も期待されている。接種を検討する際には、自分のライフスタイルや行動予定を踏まえ、医師に相談しながら時期を判断することが求められる。

連休の過ごし方にも注意を

インフルエンザウイルス(提供:国立健康危機管理研究機構)
インフルエンザウイルス(提供:国立健康危機管理研究機構)

菊地院長は過度に恐れる必要はないとしつつも、シルバーウィークなどの連休については「かかりたくないなら人混みを避ける。人混みに行くならマスク、手洗いうがい、手指消毒をちゃんとやる」と呼びかける。

菊地胃腸科内科医院 菊地徹院長:
人のあんまりいないところに行く、家から出ないなど、そういう選択もありうる。

異例の早さで流行期を迎えたインフルエンザ。ワクチンの効果を正しく理解し、自分や家族の状況に合った接種時期を見極めることが、この秋冬を乗り越える鍵となりそうだ。

仙台放送
仙台放送

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