ベッドに入ってきて眠る時は、大抵は妻の側に落ち着くのだが、僕がトイレに立った隙にすぐにこちら側に移ると頭を僕の枕につけ、横向きで寝ていたりする。
「コラッ!」と怒ってみせたりしても、ジュテを動かしたりはもちろんしない。
そこで病気がわかってからは特に、僕は隣の仕事部屋のソファーで寝るのが習慣になった。
寝る際にジュテを確認し、夜中にも何度か様子を見にいく。
時々、妻に腕枕をしてもらって、気持ちよさそうにしている寝姿はとてもかわいいのだが……。
峯田淳
1959(昭和34)年山形県生まれ。コラムニスト。
埼玉大学卒業。フリーランスを経て日刊現代入社、芸能文化編集部長を経て編集委員。
退社後も「日刊ゲンダイ」の編集を含め執筆活動。編著に『おふくろメシ 80のごはんの物語』、著書に『旅打ちグルメ放浪記』など。

