指宿市の畜産加工会社・水迫畜産が牛肉の産地などを不正に表示・販売していた問題で、食肉の加工販売業務を統括していた元取締役の男が食品表示法違反と詐欺の疑いで逮捕された。
他県産の牛肉を「鹿児島県産」と不正に表示して納品
逮捕されたのは、鹿児島市紫原1丁目に住む水迫畜産の元取締役・水迫政輝容疑者(55歳)である。

警察によると、水迫容疑者は2023年9月、ふるさと納税の返礼品として県産の牛肉を使った商品の注文を受けていたにもかかわらず、他県産の牛肉を使った商品を鹿児島県産と不正に表示して納品した疑いが持たれている。
さらに2023年10月には、不正に表示した商品を納品した法人から代金約145万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いも持たれている。
「意図して偽装したわけではない」と容疑を否認
警察の調べに対し、水迫容疑者は「意図して偽装したわけではない」と話し、容疑を否認しているという。

ふるさと納税の返礼品は、地域の特産品として自治体が登録するものであり、産地の信頼性は制度の根幹にかかわる。地域のブランドを支える畜産業でこうした不正表示が行われていたことは、指宿市や鹿児島県産牛肉への信頼を損なうものといえる。
現在、警察は余罪についても捜査を進めている。
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