大切なのは「広さ」より「配置」
「子ども部屋にはやっぱり6畳は必要よね」「きょうだいで同じ広さの部屋にしないと」……そんなお声をよく聞きます。でも忘れてはいけないのは、子ども部屋の使いやすさは「広さ」ではなく、「配置」で決まるということです。
大切なのは「何が、どこに、どうあるのか」です。広くても落ち着かないレイアウトや、物の定位置が決まっていない空間では子どもは集中しづらく、また片付け習慣も身に付かないでしょう。
逆に限られた面積でも、「動線」「家具の配置」「光の入り方」の3つが整っていれば、子どもにとって居心地のいい空間になるはずです。
まずは「動線」です。部屋へのアクセスのスムーズさはもちろん、椅子を引いたとき、クローゼットを開けたときなどに窮屈でないかがポイント。狭い部屋でも家具の置き方を工夫すれば、使いにくさが改善されることはよくあります。
そして、学校の教室の多くが黒板に対して左手に窓があるように(右利きの子が多いから)、利き手と逆側に窓があると影になりにくいのも知っておきたい知識です。配置次第で快適な部屋はつくれます。
■使いにくい原因は「狭さ」ではなく「配置」にあることも!
【子ども部屋の家具配置チェックポイントOK例】
家具配置の主なポイントは部屋への出入りがスムーズか、引き出しやクローゼットを開けたときに窮屈ではないか、椅子を後ろに引けるスペースがあるか、です。「こうしか置けない」と決めつけず、いろいろ試してみましょう。
兼子智美(とも)
一級建築士/くらしえ合同会社代表
家族の暮らしと子どもの成長に寄り添う住まいづくりを軸に活動中。モットーは「住まいは家族の人生を豊かにする力を持つ」。夫と小3 長女、小1長男の4人家族。

