子ども部屋は何歳から?
この仕事をしていると「子ども部屋は何歳でつくるべきですか?」とよく聞かれます。私は「何歳だからつくらなきゃという考えを一旦手放しましょう」とお願いしています。
そもそも、「子ども部屋=勉強部屋」と決めつける必要はありませんし、必ずつくらなければいけないものでもありません。小学生のうちは、家族の気配があるLDKの方が落ち着いて学べる子も多いもの。
一方で、一人時間が好きな子には、“自分だけの安心できる居場所”が力になることもあります。そのくらいの柔軟な考え方でいいんです。
大切なのは年齢ではなく、その子の性格や発達具合、そして家族がどう暮らしたいかです。一人の空間を不安に思う子には個室は不向きかもしれないし、もしかしたら成長とともに大丈夫になるかもしれません。
また光の入り方や空調、きょうだいの動線なども加味して考える必要があるでしょう。「適齢期」より「適配置」を考えることが重要です。
最初は「寝るだけの子ども部屋」から始めるくらいの気軽さでOK。子どもが自分の時間を求め始めたときに、少しずつ役割を増やしていけばいいと思います。
もしかしたら寂しがっているかも
・「子ども部屋=自立の象徴」ではありません!
自立を期待して与えても、それは親のタイミングであるだけで、活用されずに終わることも。子ども部屋で孤独を感じる子も少なくありません。
■建築士ママのアドバイス
(1)「寝るだけの子ども部屋」からスタートしても!
子ども部屋を与えられた日から、勉強も睡眠も遊びも全部その部屋で!では、子どもにはハードルが高すぎて、その部屋が苦手になってしまうことも。まずは「寝る場所」や「物をしまう場所」として使い始めるくらいがちょうどいいでしょう。
(2)子どもが「自分の居場所」と自然に思えるタイミングで
「せっかく自分の部屋があるんだから、部屋で勉強しなさい」と言われたら、悲しくなる子もいます。子ども部屋を与えるタイミングはもちろん、中に学習机を入れるのも、子ども自身がその部屋に対して「自分の居場所」だと思えるようになってから。

