静岡県の島田市立総合医療センターを受診し、その後胸部大動脈瘤の破裂によって亡くなった男性について、島田市は17日、病院の診断に落ち度があったことを認め、男性の遺族に2700万円の賠償金を支払い、和解する方針を示しました。

医師がCT画像の大動脈瘤を見落とす

胸部大動脈瘤破裂による急性循環不全で亡くなったのは、静岡県島田市に住む当時73歳の男性です。男性は2022年10月、静岡県藤枝市の病院で「感染性胸部下行大動脈瘤」の疑いがあることから、紹介状を持って島田市立総合医療センターの救急外来を受診し、CT検査を受けました。

しかし、男性が胸部ではなく、腹部の痛みを主に訴えていたことなどから、医師がCT画像で大動脈瘤を見落とし、正しい診断ができませんでした。なおCT検査で画像がより鮮明に写る造影剤は男性が拒否して使用できなかったということです。

男性は翌月自宅で亡くなりました。

病院側は「診断の落ち度」認める

島田市は診断に落ち度があったことを認め17日、「病院に過失がある」と訴えていた男性の遺族に損害賠償金2700万円を支払い、和解する方針を明らかにしました。

島田市立総合医療センターの藪崎勝哉事務部長は、「患者さんに対して心よりご冥福を申し上げます。病院全体で医療の質の向上を図り再発防止と信頼回復に努めて参ります」とコメントしています。

(テレビ静岡)

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