九州北部地方は経験したことのない異常な暑さに苦しんでいる。佐賀県では観測史上初めて40度を超える酷暑日を記録。海風で比較的気温が上がりにくい海沿いでも酷暑日に迫る39.2度を観測する猛暑となった。

佐賀で40.2度、白石で40度

佐賀県では8月3日、佐賀で40.2度、白石で40度と観測史上初めて「酷暑日」を記録した。嬉野でも39.8度と、酷暑日に迫る暑さとなり、最高気温は、県内4地点で観測史上最高を更新した。

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今年の暑さには例年に見られない特徴があると菅野友乃気象予報士は言う。それは海沿いエリアの気温だ。

気温上がりにくい海沿いで39.2度

菅野気象予報士が注目するのが「川副」の気温。
有明海に面した佐賀空港に設置されている川副の温度計で39.2度と酷暑日に迫る猛暑となっている。

川副は海沿いで比較的気温が上がりにくく、これまでは歴代最高気温が県内で最も低かったが、その記録を2度以上上回る気温を観測した。

記録的な暑さ 3つの要因

佐賀県では特に南部を中心に記録的な暑さとなったが、その要因は何なのか。
菅野気象予報士は3つの要因を挙げる。

1点目は、勢力を強める高気圧。
8月3日の天気図を見てみると、九州北部は勢力を強める夏の高気圧に覆われ、日差しを遮る雲が少なく、強い日差しが照り付けて気温が上がる要因となった。

2点目は、連日の猛暑。
佐賀では、この2週間以上猛暑日が続いていて、地面付近に暖かい空気がたまっていたことも要因として考えられる。

「フェーン現象」で南部の気温が上昇

3点目は「フェーン現象」。
これは特に南部を中心に気温が上がったことの要因のひとつだという。

九州北部では、高気圧の縁を回って北~東寄りの風が吹いた。この時、佐賀北部や、福岡・大分などにまたがる山地を越えて風が吹く。特に、佐賀南部には山越えの風が吹き「フェーン現象」によってさらに気温が高まったという。

以上のような3つの要因が重なり、記録的な暑さになったと菅野気象予報士は説明する。

危険な暑さは今後も続く恐れがあり、引き続き暑さ対策が必要だ。

サガテレビ
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