防衛省は20日、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表した。
2026年に入ってから9回目の発射になる(以下、回数は防衛省の発表による)。
1月に2回の発射 「極超音速ミサイル」も
北朝鮮は、年明け早々の1月4日午前8時頃に2発の弾道ミサイルを相次ぎ発射した。
防衛省によると、最高高度は約50キロで、1発目は900キロ程度、2発目は950キロ程度飛び、2発とも日本の排他的経済水域(EEZ)の外側に落下した。
いずれも変則軌道で飛んだ可能性があり、北朝鮮は翌日、「極超音速ミサイル」1発を発射したと発表している。

また、1月27日にも午後4時頃に弾道ミサイルを相次ぎ日本海に向けて発射した。
防衛省は2発の発射としているが、北朝鮮は「改良型大口径ロケット砲」4発を発射したと発表している。
最高高度は約70キロ~80キロ、飛行距離は約340キロ~350キロだった(防衛省発表)。
3~4月に発射3回 正恩氏と娘が視察
3月14日には、複数発の弾道ミサイルを発射し、翌日の北朝鮮「労働新聞」は、多連装ロケット砲12発を連続で発射したと報じた。
また、金正恩総書記が「ジュエ氏」とされる娘とともに視察したと報じ、写真を公開した。

また、4月8日に少なくとも1発を発射し、防衛省によると、最高高度は約60キロで、700キロ超を飛んだ。
さらに、19日にも複数の発射を確認したが、この後しばらくの間、発射が確認されなくなる。
3カ月以上の発射なし 再開も“沈黙”
再び北朝鮮から弾道ミサイルが発射されたのを防衛省が確認したのは、5月の発射から3カ月以上が経った8月6日(韓国軍の発表では、6月25日以来の発射)。
防衛省によると、この時、北朝鮮は日本海側の海岸付近から弾道ミサイル1発を発射した。
北朝鮮は、これに先立つ5日、金総書記の妹・金与正氏の談話として、日本のイージス艦による巡航ミサイル「トマホーク」の実射について、「日本の軍事大国化を黙認しない」として、
新たな軍事的措置を示唆していた。

しかし、6日の発射について、対外的な公表はしなかった。
北朝鮮は、8月12日にも日本海に向けて少なくとも1発の弾道ミサイルを発射。
防衛省によると、最高高度は約90キロで、飛行距離は690キロ程度だった。
8月20日も北朝鮮内陸部から複数発の弾道ミサイルが発射され、防衛省によると最高高度は約90km、飛行距離は約320kmだった。
一方、北朝鮮メディアは、12日と20日の発射についても報じなかった。
2026年に入ってから8回目の発射で、いずれの弾道ミサイルも、日本のEEZの外側に落下している。

