脂がしっかりとのった刺し身に、外はサクッと、中はレアでジューシーなフライなどさまざまな料理の主役となるカツオ。
宮城・気仙沼漁港では豊漁となり、価格もお手ごろに。
イット!取材班が訪れたのは、千葉市にある人気の居酒屋。
この時期、カツオの刺し身やポン酢とマヨネーズで楽しむレアカツオフライが人気だといいます。
店長によりますとカツオの仕入価格が徐々に安くなり、現在は先月の半額ほどになっているといいます。
長咲や 亀井町店 増田雅代店長:
(カツオが)今、結構豊漁で1カ月ほど前からだいぶ金額も下がってきて、うれしいことですよね。特に気仙沼が去年よりも今の時期としては脂がほどよくのっていていいと思う。
豊漁で価格が下がり、なおかつ脂のりがいいという気仙沼産のカツオ。
気仙沼漁港はカツオの水揚げ量が28年連続日本一でしたが、2025年は記録的な不漁で千葉県勝浦漁港に1位の座を奪われました。
しかし2026年は一転、豊漁に。
巻き網漁船乗組員:
期待できる魚影がたくさん見えている。北上してきたのか、どこから来たのかわからないが、東沖で魚が見えているのは今後もかなり期待できる。
買い受け人:
去年はこのような大きな水揚げがなかったので、久しぶりのにぎわいで良いこと。
気仙沼漁業協同組合によりますと、カツオの水揚げ量は6月12日から2日までで約7218トンに上っていて、2025年の4372トンと比べすでに1.6倍を超えています。
気仙沼産カツオの豊漁を受けて、千葉市内の鮮魚店では、気仙沼産カツオの刺し身用切り身が税込み734円から販売されていて、以前と比べると1パック100円ほど安くなっているといいます。
石毛魚類 都賀店 坪井義裕店長:
気仙沼産のカツオはかなり多いです。去年と比べたら全然増えてるかもしれない。(価格が)下がればお客さん喜ぶからね。しかも気仙沼のカツオは脂あるから、おいしいから食べてほしい。
価格が下がったことで売れ行きも以前の1.5倍ほどになっているといいます。
物価高の中、家計にうれしい気仙沼産カツオの豊漁。
その理由について専門家は…。
宮城県水産技術総合センター 副主任研究員・富川なす美さん:
日本でとれるカツオというのは、本体は熱帯とか亜熱帯にいるものが、この時期にその一部が日本まで北上してきて回遊している。カツオとしては自分の居心地のいいところを泳いでいくので、居心地のいいところがちょうど宮城県沖くらいにできてて、気仙沼に集中的に今、水揚げされている。この10年間で見ればb(今年)6月の水揚げ量は一番多い。6月に限れば豊漁です。
また、通常今の時期にとれるビンチョウマグロがとれなくなっているため、多くの漁師がカツオ漁に切り替えていることも豊漁の理由だということです。
