大阪・ミナミのバーを装ったレンタルスペースで起きた“ぼったくり事件”。
新たに指示役とみられる男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、無職の森田尚希容疑者(31)です。
森田容疑者は去年11月、大阪・ミナミで20代の男性からおよそ1000万円をだまし取った疑いがもたれています。
事件を巡ってはこれまでに警察が男女9人を逮捕。グループはなぜ、大金をだまし取ることができたのでしょうか。
現場となったのは、「レンタルスペース」を悪用した架空のバーです。その手口を取材しました。
■指示役とみられる容疑者は女性のふりをしてマッチングアプリで男性と連絡を取り…
(以下、やりとりなどは取材に基づく再現)
去年11月、逮捕された女と被害に遭った男性は、マッチングアプリで出会い、直接会うことになったといいます。
女が男性を連れていったのは、バーのような場所。実は、ここはバーではなく、ぼったくりグループが借りたレンタルスペースだったのです。
従業員を装ったグループの男が男性に飲み放題付きで5000円と説明。
【逮捕された女】「トランプゲームをしよう。負けた人がお酒を飲もう」
■会計のタイミングになると「飲み放題料金とは別料金。24万円かかる」
しかし、飲み放題と説明されていたにも関わらず会計のタイミングになると、次のようにもちかけたということです。
【従業員とみられる男】「頼んだ酒は飲み放題料金とは別料金になる。24万円かかる。支払わなければ無銭飲食になる。弁護士を出して取り立てる」
被害にあった男性はその後も、「店の営業が止まっている」などと因縁をつけられ、合わせておよそ1000万円を支払ったということです。
グループの中で指示役とみられる森田容疑者。女性のふりをして、マッチングアプリで被害にあった男性と連絡を取る「アポ役」を担っていました。
そして、秘匿性の高いメッセージアプリで、人気マンガのキャラクターの名前に似た「レイリー・シルバーズ」と名乗り、メンバーの役割を決めていたとみられます。
■「その辺にいそうな大学生みたいな子たち」レンタルスペースのオーナー
事件があったレンタルスペースのオーナーは、グループのメンバーと話した時の印象をこう振り返ります。
【事件があったレンタルスペースのオーナー】「大学生みたいな子たちで、その辺にいそうな。横柄な対応とかでもなく僕と一言二言交わすときも敬語で『よろしくお願いします』と。まさかこの子らがこんなことしてたんやなとびっくりしました」
■巧妙に準備を進めていた側面も
取材を進めると、森田容疑者が巧妙に準備を進めていた側面が見えてきました。
ランナーが入手した、グループがレンタルスペースを予約したとみられるプラン内容の利用目的には、「合コン」と虚偽の内容が書かれています。
また、その名義については、偽名だったのではないかとオーナーは話しました。
【事件があったレンタルスペースのオーナー】「僕も捜査協力したんですけどその名前はいなかったので、おそらく偽名だろうと」
警察によると、森田容疑者がレンタルスペースを偽名で予約していたということです。
(Q.何回も予約していた?)
【事件があったレンタルスペースのオーナー】「利用履歴を確認してみたんですけど、たぶん6回ほどだったと思うんです」
警察は、グループが同様の手口で犯行を繰り返していた疑いもあるとみて、捜査を進めています。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年7月3日放送)
