相続税や贈与税の算出の基準となる2026年の「路線価」が発表され、岩手県内の平均は、2025年を0.1%上回りました。
インバウンド需要を背景に、初めて盛岡駅前通がトップとなりました。
路線価は、主な道路に面した土地1平方メートル当たりの評価額を国税庁が算定したもので、7月1日は2026年1月時点の路線価が発表されました。
県内2879地点の平均は、2025年を0.1%上回り、4年連続の上昇となりましたが、上昇幅は0.1ポイント縮小しました。
県内に9つある税務署ごとにみると、最高路線価が2025年より上昇したのは、盛岡と花巻、横ばいは大船渡、水沢など5地点、下落したのは宮古と久慈でした。
齋藤優花記者
「県内最高値となった盛岡駅前通。インバウンド需要を見越したホテルの整備が進んだことなどが価格上昇の要因とみられています」
盛岡駅前通は1平方メートルあたり26万円で県内最高額となり、上昇率は13%と全国で2番目に高くなりました。
県内トップは比較可能な1992年以降初めて、大通2丁目から入れ替わりました。
一方、下落幅が最も大きかったのは、宮古市栄町の駅前通りで、2025年を4.2%下回り、1平方メートルあたり4万6000円でした。
県不動産鑑定士協会の細川卓さんは「人口減少が進む県北や沿岸で下落が目立ち、県央の都市部でも建築費上昇などで需要が頭打ちになってきている。今後は中東情勢の影響など不透明な要素も多い」と話しています。
