FIFAワールドカップ2026で、日本代表はスウェーデンと1-1で引き分け、グループリーグを2位で突破し、決勝トーナメント進出を決めた。
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では、スウェーデン戦について、元日本代表で森保監督とは代表でのチームメイトでもあったサッカー界のレジェンド・北澤豪さんが解説した。
■前田大然選手の絶妙なタイミング
北澤さんが「すごかった選手」として真っ先に名前を挙げたのは、前田大然選手だ。
得点そのものではなく、ゴールが生まれるまでの「動き出しのタイミング」こそが最大のポイントだったと北澤さんは説明する。
北澤豪さん:ボールが前のほうで動いているので、スウェーデンの選手たちは目線がそっちに行っている。前田大然選手はちょっと斜め後ろから来るので、目線が切られているんですよね。だからもう後ろからひそひそひそっと走り出す。
速い選手がタイミングをわずかに誤ればオフサイドになる危険もある中、前田選手はその罠をかいくぐりフリーでボールを受けた。

■タイミングがかみ合った背景には「4人で絵作りができていた」
ゴールシーンを振り返ると、堂安律選手のラストパスよりも「前」の段階で、前田選手はすでに走り出していた。
北澤さんはその意味をこう解説する。
北澤豪さん:上田選手が入ったときに、自分は斜めに入っていけばフリーで受けられるという、4人で『絵作り』ができていた。
チームとしての共通理解があったからこそ、一瞬の動きが完璧なタイミングでかみ合ったのだ。
■スウェーデンのディフェンス陣を切り裂く前田選手の動き
北澤さんが特に強調したのは、前田選手が取った「斜めの動き」の有効性だ。
縦や横の動きと異なり、斜めに切り込む動きは守備側に「俺が見るの?あなたが見るの?」という判断の迷いを生じさせるのだそうだ。
その間を通り抜けることで、スウェーデンのディフェンス陣を切り裂くことができたと北澤さんは指摘する。
北澤豪さん:チュニジア戦でも同じようなシーンがあり、日本のゴールにまで至る作り方は美しさが出ている。
■前田選手の先発起用「驚きあった」も
北澤さんはまた、前田選手の先発起用自体も「驚きがあった」と振り返る。
調子のよい伊東純也選手が先発するとみられる中、スピードを活かした前田選手の抜擢が結果的にゴールに結びついた。
「このスピードが生きたかなというのが、良かった部分でもあった」と北澤さんは評価した。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年6月26日放送)


