岩手県・盛岡市中央公園の施設「ビバテラス」内、こども図書館「みどりのゆび」に併設された「アンパサンドベーカリー」。店内には、定番から個性派までバラエティー豊かな手作りパンが並ぶ。
店を営むのは三井所誠さん夫妻。店名の「アンパサンド(ampersand)」は記号の「&」を意味し、「地域とパン、人と人をつなぎたい」という思いが込められているという。
「地域の人と一緒に盛り上がりたい、盛り上げていきたいという気持ちで名付けました」と三井所さんは話す。
三井所さんは大手製パン会社で約20年の経験を積んだのち、独立を決意。妻の出身地である岩手に移住し、この地で店をオープンしたという。
おすすめの一つが「ダークチェリーとチーズクリーム」。軽やかな見た目ながら、手に取るとずっしりとした重みがあり食べ応え十分だ。
「冷やして食べていただきたい、酸味がきいてサッパリした味わい」と話す三井所さん。
ダークチェリーの甘酸っぱさとクリームチーズのまろやかさが調和し、ふんわりもちもちとした生地との相性も抜群だ。
三井所さんは「菓子パン生地を何種類か使用している。生地にヨーグルトを使用し、しっとり食感に仕上げている。ショーケースの中でも色みを出したい、見たときに華やかさを出したかった」と話す。
もう一つの人気商品が「枝豆チーズ」。もちもちの生地に枝豆がぎっしり詰まり、生地にはチーズが練り込まれている。
ひと口食べると、枝豆とチーズの風味が広がり、さらにベーコンのうまみが加わることで深い味わいに仕上がっている。
「枝豆、チーズ、ベーコンの塩味で飽きがこない味にしている。ビールと合わせておつまみとしても楽しんでほしい。パン屋での経験から枝豆は喜ばれる商品・商材。店を開くときは枝豆を使いたいと思っていた」と話す三井所さん。
オープンから1年。三井所さんは「お客さまにとって何がいいのかを考えながら、進化していきたい」と意気込む。
さらに、「この場所が地域の憩いの場となるように、どんなお役に立てるのか考えていきたい」と今後の展望を語る。
「アンパサンドベーカリー」は、おいしいパンを通して、人や地域をやさしくつないでいる。