北陸新幹線の新大阪延伸について、候補に挙がっている8つのルート案の費用対効果の試算結果がまとまり、小浜-京都ルートが最も高い評価となったことが関係者への取材で分かった。

8ルート案でB/C「1.1」は小浜-京都ルートのみ

北陸新幹線の延伸ルートを巡っては、自民と維新で作る与党整備委員会が、現行の小浜-京都ルートを含む8つのルート案を再検証していて、国交省が全ての案の費用対効果=いわゆるB/Cを改めて試算していた。

北陸新幹線の延伸8ルート案
北陸新幹線の延伸8ルート案
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関係者によると、今回の試算では従来通り敦賀以西の延伸区間のみに絞った費用対効果に加え、新たに東京から新大阪が全線開業した場合を想定した値が算出された。
  
この東京-新大阪を一体的に評価した費用対効果は▼小浜・京都ルートが1.1▼米原ルートを含む他の7ルート全てで1.0となり、小浜・京都ルートが最も高い投資効果を発揮すると評価された。
    
一方、建設費の概算額は▼小浜-京都ルート(南北案)4.2兆円▼小浜-京都ルート(桂川案)3.9兆円▼米原ルート(一部直通)2.1兆円以上▼米原ルート(乗り換え案)1.3兆円▼舞鶴ルート(京都経由)5.7兆円▼舞鶴ルート(亀岡経由)4.1兆円などと試算されている。

6月19日の与党整備委で国交省が正式提示へ

8ルート案の試算結果は、19日に開かれる与党整備委員会で国交省から正式に示される見込み。委員会は、現国会の会期末となる7月17日までにルート案を一つに絞り込むとしていて、今回明らかになったこの費用対効果はルート選定に大きな影響を与えることになる。
   
ただし、米原ルートを推進する維新が、今回新たに試算された東京から新大阪までの「全線評価」を認めるのか、京都や大阪の自治体から同意は得られるのか、議論の行方が注目される。

与党整備委は国会の会期末までにルート案を絞り込む方針
与党整備委は国会の会期末までにルート案を絞り込む方針

さらに、高騰する建設費をJRや国、地元でどう負担していくのかも課題として残されたままとなっている。

福井テレビ
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