最後は最もグレードの高い「防災防犯ガラス」。
見た目は普通のガラスと変わらないが、合わせガラスとなっていて、ガラスとガラスの間に強靱な特殊フィルムが挟み込まれているため貫通しにくい作りになっている。
合わせガラスの「防災防犯ガラス」
板硝子協会は2025年10月、合わせガラスにグレード制を導入した。
ランクは3つ。
「一般グレード」「防犯グレード」「防災防犯グレード」で、それぞれロゴも違う。
これまでは防災・防犯のガラスに規格がなくバラバラだったが、グレード制にすることで機能を明確にした。
2024年の住宅への侵入窃盗の発生件数は1万6000件。トクリュウ(匿名性流動型犯罪グループ)などによる犯罪が増え、1日に約45件の侵入窃盗があった計算になる。
警視庁によると侵入手口で最も多かったのは「カギの閉め忘れ」、2位は「ガラス破り」で、内カギ部分のガラスを割って外側から手を突っ込んでカギを開ける手口だった。
そこで気になるのが、1番グレードの高い「防災防犯ガラス」の強度だ。
バールを力いっぱい数回打ち付けても、ヒビは入るが特殊フィルムの効果で貫通はしない。
防災防犯グレードのガラスは、地震・台風・衝突事故の被害軽減や、窃盗犯の侵入抑止、紫外線カットなど多くの効果が期待できるという。
特に泥棒は侵入に時間がかかると諦めることが多いと言われ「防犯」効果は高そうだ。
一般のガラスに比べて材料費が4~5倍するなど検討は必要だが、防災・防犯の視点から窓ガラスの備えを見直す良い機会かもしれない。
