異例の逆走コースをたどってお盆休みに関東を直撃するとみられる台風15号について、矢澤剛気象予報士と見ていきます。
今回の台風が福島と茨城に上陸することになれば、観測史上初めてということです。
矢澤気象予報士によると、注意すべき特徴は「動きが読みづらい」「台風の中心に惑わされない」の2つです。
まずは「動きが読みづらい」について、今回の台風は“逆走”ということで、過去にあまり例がありません。
その時点ですでに読みづらいんですが、この先、進路の予報円に入る確率が70%で、東北太平洋側から関東に上陸する可能性が高くなっていますが、最新予想になるごとにころころと変わっているということで、かなり読みづらくなっています。
―― 今は北関東の辺りですが、より都心を直撃する可能性もまだあるんですか?
予想が更新されるごとに少しずつ下がってきている傾向にありますので、都心もかなり注意が必要になりそうです。
―― 予報円かなり小さく見えますが、まだ読みづらいところがあるんですか?
11日にかけてはかなり狭まってきているんですが、この先東京都心に来るのか、それとも北関東を通るのかがぶれが大きいかなと思います。
そして、もう1つ「台風の中心に惑わされない」について。
すでに台風が近づく前から大雨が予想されています。
10日の雲の予想ですが、目がくっきりしてきていない状況なんです。
台風としての構造がだんだん崩れてきているんですが、そうなると読みづらいのが“いつ雨が強まるか”です。
西側に先行して雨雲も広がっているような形ということで、中心に近くなくても雨が強まる恐れもあるので注意が必要なんです。
―― 雲が崩れてきても全体的には台風ということですね。
11日までは台風の形かなと思います。
続いて、最新の雨の降るタイミング強まるタイミングを見ていきます。
全体的には11日の夜がピークとなりそうなんですが、東北は先立って雨が強まってきます。
先行型の強い雨に注意が必要なんですが、茨城・水戸市や東京などは11日夜、一番雨風が強まるかなとみていまして、その後、12日の午前中ごろまでは油断できない状況なので、十分ご注意ください。
そして、お盆休みで帰省される方も多い中、レジャーの注意点をまとめました。
海、山とありますが、まず海について。
今回はどちらかというと雨台風ということで、風はそこまで強いというわけではないんですが、台風からのうねりが届いてきますので注意が必要です。
山崎夕貴キャスター:
台風が近づいてくると海で泳ぐ人は十分注意が必要になりますね。
榎並大二郎キャスター:
私も海を泳ぐ遠泳部だったんですけど、台風のうねりって次元が違うし影響も長く残るので、そこはお控えいただきたいと思います。
海だけではなく山のレジャーも危険です。
2024年には、長野県内でバーベキューをしていた5人が増水した川の中州に取り残され消防に救助されました。
この時期、バーベキューやキャンプをする人も多いと思いますが、台風が接近する時はなるべく川に近づかないようにしてください。
そして、都市部でも河川の増水には注意が必要です。
映像は、2025年に神戸市で台風のために川が一気に濁流と化し女性が取り残された時の様子です。
山崎夕貴キャスター:
都市部では一気に河川が増水することも増えましたね。
三宅正治キャスター:
特に最近はゲリラ雷雨で短時間に、それも相当量の雨が降るということがすごく多くなっているような気がするので、これは注意が必要だと思います。
今回は台風が通過したあとにも特徴があり、まさにゲリラ雷雨が発生しやすい状況が続きそうです。
台風自体は12日には離れていくんですが、13日、14日、その先も曇りや雨マークが並んでいて、特に14日にかけて上空に寒気が居座る影響で、ゲリラ雷雨の可能性が高くなっているため、注意が必要となります。
今週に関しては、先週よりは気温は低くなりますが、その分、雲が多くて雨が降りやすいことも示しています。
台風が通過したあとも、しばらくはレジャーなどお出かけの際は注意が必要です。
