自然災害が増える中、身近な窓ガラスの備えはどうなっているのか。
割れにくいもの、防火性が高いものなど窓ガラスにはいろいろな種類がある。
“防災”だけでなく窃盗犯の侵入を難しくする“防犯性”の高いものもあり、進化を続けている。
建築用ガラスの品質基準をとりまとめる板硝子協会の協力のもと、「フロート板ガラス」「網入板ガラス」「強化ガラス」「防災防犯ガラス」の4種類の窓ガラスの特徴や強度などについて解説する。
住居に多い「フロート板ガラス」
まず最初は住居でよく使われている「フロート板ガラス」。
バールで叩いて強度や割れた時の特徴などを確認していく。
ガラスにバールを打ち付けると、狙った箇所が大きく割れ、鋭いエッジの破片が部屋の中に散乱する。
2025年10月に東京・八丈島を中心に猛威を振るった台風22号では、フロート板ガラスを使っていたホテルの窓が割れる被害があった。原因は飛来物の衝突と見られている。
ある実験映像では、秒速51メートルで飛んできたペットボトルが窓を突き破る瞬間が捉えられている。
それだけではない。スリッパや濡れた雑誌も窓を貫通する危険性があり、強風が吹いている時は身近にあるさまざまなものが一瞬にして凶器になることを覚えておく必要がある。
災害時はシャッターや雨戸を閉めたり、専門業者にフィルムを貼ってもらうなどして対策することもできるが、窓ガラスの強化を検討することも必要かもしれない。
