初動対処部隊「FAST-Force」
災害発生時に真っ先に現地に向かい被害状況の把握や救援活動を行う初動対処部隊「FAST-Force」(ファスト・フォース)。
吉村広大小隊長によるとファスト・フォースは「24時間365日隊長以下約30名の隊員が1時間以内に出動できる態勢をとり、災害等における即時救援活動が実施できる部隊」とのこと。
出動の際、隊員は何を持って現場に向かうのか。個人用装備のリュックの中身を見せてもらった。
【個人装備9品目】
(1)レスキューリュック
(2)レスキューベスト
(3)防塵マスク
(4)特殊作業用手袋
(5)ペンチ
(6)カラビナ
(7)ピック付き手斧
(8)多用途ナイフ
(9)スリングロープ
レスキューベストは光を反射して目立つのが特徴。暗い災害現場や夜間や悪天候でも隊員の存在を知らせるための視認性の高い装備となっている。
注目は「ピック付き手斧」。切る、割るだけでなく、ガス管の応急処置もできる多機能工具だ。
災害現場ではガス管が損傷していることも多く早急に対応するために欠かせない装備の1つとなっている。
カメラ7つ搭載の「偵察ドローン」
人間では立ち入れない場所の被害状況を確認するために活用されているのが、偵察ドローン「スカイレンジャー」。
スカイレンジャーは前方、お腹、足の付け根に合計7つのカメラを搭載し、地上からでは把握しきれない現場の状況を上空から360度確認できる。
映像を通じて「この道は通行できるか」「現場に支援は必要か」などを見極め、部隊の導入の判断に活用されている。
そして「部隊が必要!」と判断されたら「偵察用オートバイ」が出動する。
基本的に2台以上のチームで現地に向かい、車では入って行けないような狭い道、がれきや土砂などで覆われた悪路にも対応できる。
隊員の座席の後ろには無線のアンテナ、さらに後ろには「はいのう」と呼ばれる衣類、食料、水、燃料などが入ったリュックが積まれている。
リュックの重さは約15キロ以上。中には30キロのものもあり、隊員はこれらを背負って現場に向かう。
