中東情勢悪化による“ナフサ不足”。
その影響は、ふるさと納税の返礼品にも変化をもたらしていました。

28日に取材班が訪ねたのは千葉県内にある、コメの販売業者です。

半透明の青い無地の袋に入ったコメ。

銘柄は大きく書かれておらず、反対側に必要表示の印字があるだけ。

これは4月、ふるさと納税サイト「さとふる」に登録した「ラベルレス米」です。

鍋屋商店・齋藤敏之専務:
3月くらいにメーカーから、今後中東情勢が長引くと「袋の手配ができなくなるかも」という話。

コメ袋が入手困難になる恐れがあることから、「さとふる」側からラベルレスの提案があったといいます。

中身は通常品と同じ2025年産コシヒカリ。

「ラベルレス米」の寄付額は“訳あり”として通常品より500円安い、1万6500円です。

鍋屋商店・齋藤敏之専務:
徐々に(申請が)増えているので受け入れてもらえているのかなという部分。返礼品なので「簡易パッケージでも全然いい」という意見もあり、安心。

当面はこのラベルレスで乗り切れるといいますが、5月に入ってポリ袋の仕入れ値は4割近く上昇していて、不安は拭えないといいます。

中東情勢悪化による資材高騰が問題となる前から、ラベルレスはサステナビリティ意識の高まりとともに注目されてきました。

大手ホームセンター「カインズ」はラベルレス飲料水を7年前から販売。

現在は、水だけでなく緑茶・麦茶・炭酸水、合わせて48種類のラベルレス飲料をオリジナル商品として展開しています。

買い物客は「家で使う分には(ラベルが)特になくても全然問題がない」「安いならうれしい」と話しました。

こうしたラベルレスの“利点”について、カインズ幕張店ラインマネージャー・鈴木瑛莉沙さんは「ラベル分のコストをカットすることによって、その分商品を安く提供することができる。ごみの分別の際に、ラベルを分別する手間が省けるという声もいただいています」と話しました。