八代市の庁舎建設をめぐり、ゼネコンに便宜を図った見返りに賄賂を受け取った疑いで、成松由紀夫市議らが逮捕・送検された事件の続報です。成松容疑者らは25日、勾留理由の開示を求めて、熊本簡易裁判所に出廷。成松容疑者は「不当逮捕で、一切関与していない」と改めて容疑を否認しました。
あっせん収賄の疑いで逮捕・送検されているのは、八代市議の成松 由紀夫 容疑者(54)と元市議の松浦 輝幸 容疑者(84)、八代市の建設会社・園川組の役員、園川 忠助 容疑者(61)です。
3人は八代市の庁舎建設工事をめぐって、東京に本社を置く前田建設工業側が落札できるよう便宜を図り、さらに約11億円の利益が出るよう市側に指示。その見返りとして、2021年6月ごろ、前田建設工業から現金6000万円を受け取った疑いが持たれています。
一方、現金を渡したとされる前田建設工業はすでに時効を迎えています。
25日午後、3人は勾留理由開示手続きのため、熊本簡易裁判所に出廷。
賀嶋 敦 裁判官は「身柄拘束前の言動から関係者に働きかけるなどし、証拠を隠滅すると疑うに足りる相当の理由がある」などと勾留理由を説明しました。
その後の意見陳述で、成松容疑者は「私は、逃げも隠れもしない。不当逮捕で、一切関与していない」と容疑を否認。
また、園川容疑者と松浦容疑者も「関わっていない」と述べました。
終了後、3人の弁護人が報道陣の取材に応じました。
【中嶽 修平 弁護士】
「〈核心部分の証拠がない〉と現時点で考えている。捜査を尽くした上で不起訴という判断であれば、世間的・社会的に受け入れられる判断だと思っている」
3人の勾留満期は5月28日で、熊本地検は、この日までに起訴または不起訴などの処分を決めるものとみられます。