「クロード・ミュトス」など新型AIのリスクに備え、金融庁が金融機関に対し、緊急の対応を要請しました。
片山財務大臣:
きょう金融庁が所管する金融機関に対し、フロンティアAIによる脅威の変化を踏まえた金融機関等の短期的な対応に取り組むような要請を発出いたします。
アメリカのアンソロピックの新型AI「ミュトス」は、システムの弱点を発見する能力が極めて高く、サイバー攻撃に悪用される恐れが指摘されています。
こうしたリスクに備えるため、金融庁は金融機関に対し、新型AIへの対応を経営課題として取り組み、非常時はシステムの停止も検討するよう要請しました。
また、「ミュトス」をめぐり片山大臣は、先週来日したアメリカのベッセント財務長官から日本政府や金融機関に対し、アクセス権を2週間以内に付与することを伝えられたことも明らかにしました。
一方、厚生労働省では、高性能化するAIがサイバー攻撃に悪用される場合に備え、セキュリティー対策について医療機関と意見交換を行いました。
医療機関からは、対策にあたっての財源の問題や、専門人材がいないなどの声が上がり、厚労省はシステムのセキュリティー対策のための補助金や、国が実施する経営層などに向けた研修を活用することを呼びかけました。