その目的は何なのか、農業用のコンテナ約700個が盗まれていたことが分かりました。

取材を進めると、盗まれたコンテナを知らずに購入した人もいて、盗まれた被害者と合わせて話を聞いてきました。

【前田美沙希記者】
「コンテナの窃盗被害に遭った玉名郡玉東町の農業資材置き場です。1個当たりは軽いですが、700個を運び出すとなるとかなりの時間がかかりそうです」

玉東町の青果卸業・ヤマト青果の代表取締役、狩野勝次さんです。

こちらでは農家が生産したミカンをJAや市場などに卸すための農業用コンテナを預かっていますが、5月15日、600個以上が盗まれていることに気付きました。

被害を届け出たあと、警察による鑑識などが行われましたが、その数日後にも約80個のコンテナがなくなっていたということです。

いずれのコンテナにもJAから預かっているものであることを示す『FM』の文字があります。

【ヤマト青果・狩野勝次 代表取締役】
「特殊加工で通気口を余計に開けてある。今の価格だと1330円。普通のコンテナは900~1000円。容疑者たちは(高い方を)選んで持って行っているから素人ではない」

コンテナの製造は、中東情勢の影響でプラスチック原料・ナフサの供給が不安定となっていることから順調ではないそうです。

【ヤマト青果・狩野勝次 代表取締役】
「なくなった分を注文しても現在、製造ができない。50パーセント以上値上げも…。(被害額は)100万円超。警察に出頭し、品物を返してもらうのが一番」

さらに、取材を進めると…。

【前田美沙希記者】
「こちらの軽トラックに積まれたコンテナ。同じ〈FM〉の文字があります」

熊本市北区植木町でジャガイモなどを生産する農家の野田祐司さん。

近くに住む人同士で物の売買などができるフリマアプリを使ってコンテナ約60個を購入したといいます。

【絆農園・野田祐司 代表】
「軽自動車で何往復もして自宅に持ってきた。『自分が取りに行く』と言っても拒まれて…。1人で持ってきて、助手席には女性が乗っていた。20代半ば、若かった」

コンテナの窃盗被害の情報を聞いた人から「盗難品ではないか」と指摘を受け、警察に届け出ました。

【絆農園・野田祐司 代表】
(警察はロゴからして盗難品に間違いないと?)
「間違いないということだった」実はその直前、野田さんは追加で購入しようとした際に『玉東町に置いているので自分で取りに行って代金を振り込んでほしい』と言われていました。

取りに行く場所を詳しく聞く前に相手はフリマアプリから退会していたということですが、「気付かぬうちに資材置き場から窃盗させられていたかもしれない」と話します。

【絆農園・野田祐司 代表】
「盗んだものを堂々と売るというのと、関係ない人まで犯罪者にされようとしたのは腹が立つ」

コンテナは近く押収される予定で、警察が窃盗事件として捜査しています。

テレビ熊本
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