原爆で犠牲になった人などの「生きた証し」として名前が記される原爆死没者名簿の風通しが22日、長崎市で行われました。

原爆がさく裂した午前11時2分にあわせ、原爆死没者名簿の前で黙とうが捧げられました。

名簿の風通しは長崎市の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で毎年、梅雨入り前のこの時期に行われています。

22日は長崎市原爆被爆対策部の職員10人が206冊の名簿を1枚ずつめくり、傷みがないかを確認しました。

名簿には、原爆の被害に遭い2025年7月末までに死亡が確認された20万2053人の名前や、亡くなったときの年齢などが記されています。

名簿のうち1冊は名前が分からない犠牲者のために白紙となっています。

長崎市 原爆被爆対策部 調査課 中島 裕さん
「出身が長崎市外で、親族に被爆者はいないが、(被爆)二世、三世でなくても、被爆の実相を若い世代が継承していく重要性を感じている」

6月からは、2025年8月以降に亡くなった人の名前を名簿に書き加える筆耕が始まり、8月9日の平和祈念式典で奉安されます。

テレビ長崎
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