富山県高岡市の出町譲市長が、竹平記念体育館のサブアリーナ整備計画を撤回する方針を示したことを受け、市議会は臨時の会合を開き、撤回の経緯や理由の聞き取りを行いました。

*高岡市 出町譲市長
「竹平記念体育館へサブアリーナを整備する計画については取りやめる」

高岡市議会の議員協議会は出町市長が今月8日の会見で、竹平記念体育館サブアリーナ整備計画の撤回を表明したことを受け、臨時で開かれました。

このなかで出町市長は、サブアリーナ整備を撤回した理由を説明し、建設費用が約35億5000万円で、将来的な総合体育館整備を見据えた場合に二重投資となることや、十分な駐車場台数を確保することが困難であることを挙げました。

その上で、代わりとなるスポーツ施設の整備方針を示し、新たな総合体育館を高岡市二塚の高岡スポーツコアに整備し、2031年度の共用開始を目指すこと。

また、2027年度末に県営高岡武道館が廃止されることに伴い、古府小学校跡地に武道機能をもたせた施設や新たな弓道場を整備すると説明しました。

*高岡市 出町譲市長
「総合体育館の整備が計画されてから四半世紀以上経っている。高岡スポーツコア内の施設設備ついては地域の皆様とこれまでの経過も踏まえ、着実に取り組みを進めていきたい」

撤回されたサブアリーナの建設計画は、高岡市内のスポーツ関係者や学識経験者による検討会の提言に基づいて、前市長時代の去年3月に策定されたものです。

方針の撤回に対し、最大会派、同志会の議員は事前に議員側に説明が無かったとして、批判しました。

*高岡市議会同志会 水口清志議員
「過去から積み上げられてきた政策を変更することについての継続性の崩壊というか。ないがしろと言えばいいか、どう感じているのか」

*高岡市 出町譲市長
「もちろん公約だからなんでもできる、そんな話ではない。そんなことは全く思っていない。今般の方針転換はあくまで議論のためのキックオフ。議会の審議を否定するものではなく、今後、議会とオープンな形で議論していきたい」

出町市長は、高岡スポーツコアでの新体育館の整備について合意形成を図りたい考えで、最終的に議会で承認を得たいとしています。

富山テレビ
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