百年構想リーグが最終盤を迎えているなか、J3の福島ユナイテッドFCのサッカーと兼部(?)している「農業部」の活動は、これから繁忙期を迎える。
■“ふくしま”の農業と向き合う
風評の払拭を目的に2014年に始まった福島ユナイテッドFC 『農業部』の活動は、13年目に突入した。
5月20日は、SDGsパートナーの福島日産から紹介をうけた、福島県伊達市のリンゴ畑へ。
真ん中の「中心果(ちゅうしんか)」だけを残す、予備摘果という作業に挑戦した。
■おどろきの経歴 田中選手
農業部次長の田中雄大選手は、なんと京都大学農学部出身。
専門は「微生物」や「発酵」だったそうだが「何個かとってあげないと、太陽も当たらんし、色づきとかにも影響してきそうですね」と、流石の手際の良さ。
田中選手は「農家も大変だなと改めて思う。こんな暑さの中で、これを全部やっていくとなると。普段食べるものに対しても、すごく感謝の気持ちが沸いてくる」と話す。
■素顔も垣間見える農作業
一方、加入3年目ではじめて『リンゴ課』に配属された清水選手。テンポよく実を摘み取っていく。
リンゴは好きですか?という質問に「リンゴ好きですね。でもナシが一番好き。でもリンゴも似ているので」と返す清水選手。天然で正直な一面が垣間見えた瞬間だった。
さて『リンゴ課長』3年目の鈴選手は、味が気になったのか摘み取った実をガブリ。「すっぱいです!すっぱい!」という鈴選手に、農家は「お腹痛くならないかな」と一言。
■食育にも力を入れる
和気あいあいと作業をしていると、やってきたのは伊達東小学校の児童たち。
農業部は、農作物の栽培や販売だけでなく、子どもたちに食の大切さを伝える活動にも力を入れている。
児童からは「選手に教えてもらってうれしかったです」「おいしいリンゴになってほしいです」「リンゴがいっぱい育つようになってほしいし、切るのも結構楽しかったです」との声が聞かれた。
役割が年々拡大している福島ユナイテッドFC農業部。いま6種類の農作物を育てていて「定期便」の予約販売を行っている。リンゴの収穫は11月頃を予定している。