気象庁は、5月29日から新たな「防災気象情報」の運用を始めます。長野地方気象台は5月22日、関係機関を集めて変更のポイントなどを説明しました。

22日の説明会は、長野県内の消防や交通機関、メディアなどの関係機関を対象に開かれました。

新たな「防災気象情報」は、5月29日から正式に運用を始めます。

今回の変更は、住民が災害時に取るべき避難行動がわかりづらいという課題があり、直感的にわかるように5段階に整理したものです。

長野地方気象台 防災気象官・阪田正明さん:
「シンプルでわかりやすい防災気象情報を目指して、名称にレベルをつけるなどの工夫を行っている」

では具体的にどう変わるのか?

新しい発表は、河川氾濫、大雨、土砂災害、高潮の警戒レベルが5段階で表示されます。

レベルが上になるほど災害が起こる可能性が高まるというものです。

長野県内に関わる河川氾濫、大雨、土砂災害の警戒レベルについて、岸本気象予報士に変更のポイントを聞きました。

岸本慎太郎 気象予報士:
「レベル別に色分けされまして、1番下が白、黄色、赤、紫、黒と色分けされています。ぱっと見て直感でどの情報が出ているのか分かりやすくなっていると思います」

5段階のレベルに応じて、私たちが取るべき行動も変わります。

岸本慎太郎 気象予報士:
「レベル2の注意報が出されている時は、まだ災害が起きるまで時間がある場合が多いですので、ハザードマップを確認したり、非常食、防災グッズを買いそろえたりする時間にあててほしい」

岸本慎太郎 気象予報士:
「レベル3警報が出されているときは、高齢者等避難という状態になっています。高齢者や障害者など、避難に時間のかかる人はこの段階で避難の行動を取りましょう、といった段階になります」

特に注目されるのがレベル4の危険警報です。

岸本慎太郎 気象予報士:
「レベル4、危険警報という紫色の警報が出ているときは、雨がたくさん降っていることも多いと思う。かなり災害が差し迫っている状態となりますので、このレベル4の危険警報が出ている時までに、必ず全員どこか安全な場所に避難することが求められます」


レベル5の特別警報は、災害が差し迫っている、またはすでに起きてしまっている段階です。

岸本慎太郎 気象予報士:
「パッと目で見て誰でも分かりやすくなっていると思う。色とどの情報が出ているのかを意識して、自分がどの行動を取ればいいのかに結びつけてもらいたい」

5月29日から運用が始まる新たな「防災気象情報」。

レベルの数字と色。この2つを意識するだけで、いざというとき命を守る判断が変わります。

長野放送
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