豪雨のたびに繰り返す浸水被害を軽減しようと整備が進められてきた秋田市の排水施設が4月に完成し、本格的な運用が始まりました。
運用が始まったのは、秋田市四ツ小屋地区に整備された古川排水機場です。
秋田市の南部を流れる古川の流域にある仁井田・御野場・大住・牛島の各地区は、豪雨で雄物川の水位が上がるたびに浸水被害が繰り返し発生しています。
このため古川を管理する秋田市は、国や県と協力しながら治水対策事業の一環として古川排水機場を整備しました。
施設は、雄物川の水位が上がり古川に逆流する危険性がある場合、隣り合う古川排水樋門を閉じて古川の流れを導水路に引き込みます。
そして、ポンプで雄物川に排水することで浸水被害を軽減する役割を担います。
ポンプは10台設置され、同時に稼働すると1秒間に10立方メートルの排水ができます。これは25メートルプールの水を約30秒で空にできる能力です。
排水ポンプは遠隔操作で起動することができ、隣接する操作棟はもちろん、秋田市役所からも管理できるということです。
秋田市河川課の大岡義弘課長は「古川流域では近年、浸水被害が頻発していて、大変な思いをしている人がいる。古川排水機場ができたことで、雄物川が大雨で増水した時でも浸水被害の軽減に間違いなく寄与すると考えている」と話します。
秋田市では、この排水機場の下流に排水ポンプ場を整備するなど、国や県と連携して治水対策をさらに進めることにしています。