今月11日から国内では32年ぶりに広島で開催されていた南極条約の協議国会議が21日閉幕し、条約の原則である南極の平和的利用などを改めて確認しました。
【南極条約協議国会議・宇山秀樹議長】
「できる限りの国際協力を進めていくというメッセージを広島から出すということは、それなりに果たせたのではないか」
宇山秀樹議長はこのように述べ、分断と緊張が深まる国際社会の中で、協力や平和の重要性を改めて確認できたと広島での開催意義を強調しました。
会議では絶滅危惧種のコウテイペンギンの保護や観光客の増加が南極の環境や観測活動に与える影響などについて議論が行われました。
このうちコウテイペンギンの保護については「優先事項」として進めることを再確認。
一方、「特別保護種」に指定する案については多くの締約国が強く支持しましたが、中国やロシアが反対し合意には至りませんでした。
次回の会議は来年5月に韓国の仁川で開かれます。