自宅に留まれず、ペットと一緒に避難する場合はどういった選択肢があるのか。

確認しておきたいのが「同行避難」と「同伴避難」の違い。

「同行避難」と「同伴避難」

「同行避難」はペットと一緒に安全な場所まで避難する行為のこと。避難所では別々に滞在することになる。

「同伴避難」は飼い主とペットが一緒に同じ場所で生活を送ること。同室かどうかは避難所によって対応が異なるが、共に同じ施設内で避難生活が送れる。

避難所の受け入れを事前に確認!
避難所の受け入れを事前に確認!

環境省のガイドラインによると、「同行避難が前提」であるが、「自治体などが飼い主の支援体制や救護体制を整備することは被災者全体が安心して安全に避難するために重要」とされている。

能登半島地震の際は、一部の避難所で同行避難してきた人がペットの受け入れを拒まれるなど混乱する場面もあり、自分が住んでいる地域の避難所のルールを事前に確認することが大切だ。

年々増える火事や水害などでペットと一緒に避難するケースは増えている。

環境省は2026年度中に新たにガイドラインをとりまとめ、年内に正式発表する予定だ。

トレーニングなど日頃の準備

まずやっておくと安心なのが、避難所生活を想定した「ハウストレーニング」。

ハウストレーニング
ハウストレーニング

ケージの中に入るのが嫌にならないように「ケージはうれしい所、楽しい所」と認識してもらうのがポイント。

トレーニング方法は簡単だ。
ケージに食べ物を入れて、ペットが中に入りたがっているタイミングで「ハウス」と声をかける。

「ケージの中も楽しい!」を経験
「ケージの中も楽しい!」を経験

ペットが中に入ったら隙間から食べ物を入れたり、おもちゃを入れるなどして、中でも安心して過ごせる環境を作るのだ。

また、飼い主以外の人が触ってきたり世話をすることに慣れておくための「人慣れトレーニング」や、迷子になった時に情報が把握できる「マイクロチップの装着」なども対策しておくと良い。

人慣れトレーニング
人慣れトレーニング

マイクロチップは2022年以降、ブリーダーやペットショップなどで販売される犬猫は装着が法律で義務化されている。

自分のペットが装着できているか不明な人は動物病院で調べることができるので、前もって確認しておこう。

避難所は人間以上にペットにとってストレスがかかる環境かもしれない。

ペットを飼っている人も飼っていない人も最寄りの避難所のルールを理解して、災害に備える必要がありそうだ。

災害対策チーム
災害対策チーム