2027年に開催される「日本のひなた宮崎国スポ・障スポ」に向けて、ウエイトリフティング競技の五十川いずみ選手が調整を続けている。京都府出身の五十川選手は、練習環境を求めて宮崎県小林市に移住。現在は県立小林高校で保健体育の教諭を務めながら、競技者としての高みを目指す。多忙な教職と厳しいトレーニングを両立させ、地域住民や生徒の期待を背負いながら、自ら「集大成」と位置づける地元開催の大舞台へ決意を固めている。
### 京都から宮崎県小林市へ移住
しみじみと「宮崎に来てそんなに時間がたったんだな」そう話すのは、京都府出身のウエイトリフティング競技・五十川いずみ選手。

五十川いずみ選手 :
最初に声をかけてもらった時には宮崎国スポは4年後と言われていて。もう来年に迫っているんだなという心境です。
高校から競技を始め、大学では全日本選手権3位などの実績がある。そんな五十川選手に転機が訪れたのは2024年だった。

高校時代から親交のある小林高校ウエイトリフティング部の内之倉和彦監督から声が掛かり、小林市に移住して競技を続けることを決断。小林高校でトレーニングを重ね、2024年の佐賀国スポでは銀メダルを獲得した。
小林高校の内之倉監督は五十川選手について「バーを浮かせてその下に入るスピードは高校時代から際立って他の選手と違うところ」と話す。
### 教諭と選手の二足のわらじ
チーム宮崎の一員として競技に打ち込む五十川選手には、もう一つの顔がある。

小林高校の保健体育教諭だ。
五十川いずみ選手:
去年1年間は右も左も分からなくて、気づいたら一日一日が終わっていて、自分の中ですごく苦しい1年間だった。2年目に入ってからは先を見通せるようになってきて、そういう面では少しは成長できてきていると思っている。

選手と教師の両立を模索する中で、生徒の存在が大きな原動力となっていると話す。
五十川いずみ選手:
小林高校は全国で活躍している選手が多いので、一生懸命生徒が競技に取り組んでいる姿を見て、刺激になる部分がある。
### 地域の期待を背に集大成へ
五十川選手は過去4回の国スポ出場経験を持つが、2027年に開催される宮崎国スポへ懸ける想いは特別だ。
五十川いずみ選手:
緊張しかないです。今までとは訳が違うというか、いま競技をやっている中で、地域の方や保護者や生徒など、たくさんの方に支えてもらっていて、その期待に応えたい。

プレッシャーを感じながらも国スポへの準備を進める五十川選手に、内之倉監督は「“楽しむことに努力してくれ”という感じ。楽しんだら結果もついてくると思うので、楽しむことに全力で努力してほしい」と話す。
競技を始めて今年で10年目。来年の宮崎国スポが選手として最後の舞台となりそうだ。

五十川いずみ選手:
自分ができることは全て出しきったと思えるぐらい頑張りたいし、後悔のないような競技生活にしたい。私にとって宮崎国スポ・障スポは、競技人生の集大成です。
宮崎国スポのウエイトリフティング競技は、2027年10月1日~5日まで小林文化会館で行われる。
(テレビ宮崎)