
3月に開催された高校駅伝の全国大会で、宮崎県の小林高校男子駅伝部が悲願の初優勝を果たした。全国から集結した137チームの頂点に立った選手たちは、早くも12月の全国高校駅伝制覇を見据えている。過去7回の全国優勝を誇る名門が、48年ぶりの冬の頂点を目指して新たな一歩を踏み出した。
部員31人が所属する小林高校男子駅伝部。

3月に長野県で開催された「春の高校伊那駅伝」で 初優勝を飾った。

上原将平監督は「総合力の高さと、今の選手たちは外さない(実力どおりに走れる)選手が多いので、その力がかみ合った」と話す。
6区間42.195キロで行われたこの大会。小林は堅実な走りでタスキを繋いだ。4区で先頭に立つと、そのままリードを守りフィニッシュ。
アンカーを務めた谷山凌太キャプテンは、役割を果たせたと胸を張る。

谷山凌汰キャプテン(3年):
自分たちの全国での立ち位置を見ながら勝たなければならない大会だったので、全員で気合いを入れてやりました。先頭を走るのはすごく楽しかったし、スタート前はすごく緊張したけど、自信を持ちながら走り切ることができて良かったと思う。
4区で好走を見せたのは岩田健志選手。1年生ながら区間賞の走りでトップに立ち、優勝に貢献した。

岩田健志選手(2年):
自分は区間3位以内を目標にしていたけど、区間賞という自分が予想していたよりもいい結果だったのでとても嬉しいです。
岩田選手は熊本県出身で、中学時代は卓球部と地元の陸上クラブに所属していた。
「一つ年上の充琉君が同じ水俣市出身で小林高校に進学していて、自分も体験に来たら部の雰囲気も良くて、ここで競技をしてみたいと思った」と話す。
そんな岩田選手がタスキを託した5区の上田充琉選手。スケールの大きい走りが持ち味の上田選手は、リードを広げアンカーに繋いだ。

上田充琉選手(3年):
自分がいないとチームが成り立たないぐらい強くなって、チームを勝たせられるような存在になりたい。
春の日本一を手にした小林が次に狙うのは、12月の全国高校駅伝制覇だ。上原監督は、夏場にどれだけチーム力を上げられるかが重要と話す。

上原将平監督:
まずインターハイに個人で何人出場して、何人勝負できるのかがエースの育成というところで大事になってくる。苦しい練習にみんなで立ち向かって、一回りも二回りも大きくなった姿で9月を迎えたいと思う。夏次第じゃないですかね、良くも悪くも。
谷山凌汰キャプテン(3年):
春と冬の日本一を取るチャンスがあるのは自分たちのチームだけなので、そこにチャレンジという気持ちを持って挑みたいと思っています。
全国高校駅伝で過去7回の優勝を誇る小林高校男子駅伝部。48年ぶりの頂点へ、さらなるレベルアップを目指す。
(テレビ宮崎)