ただ、「知らないお家のチャイムを鳴らす」というのは、子どもにとってはとてもハードルが高いもの。そこで、転勤族のわが家では引っ越しのご挨拶を兼ねて、下校ルートにある「子ども110番の家」の方々へ、子どもと一緒にご挨拶に伺いました。
そのおかげで、今では道で会ったら挨拶を交わせる程度の関係に。子どもにとっても「よく挨拶するおばちゃんの家」という安心感につながり、「子ども110番の家」の方には、親子セットで顔を覚えていただけたので地域との繋がりにもなっています。
困ったら周りの大人に「お願い」する
親の連絡先を覚えていたり、公衆電話の使い方を練習したりしていても、いざという時に緊張してうまくできないことや公衆電話が見つからない場合があります。そんな場面でも助けを求められるように、周りの大人の人に対してもお願いをする練習をしています。
たとえば、「電話を貸してもらえませんか」「お母さんに電話してくれませんか」といった、短くて伝わりやすいフレーズを繰り返し練習します。そして最後は、大きな声で「ありがとうございました」も忘れずに、と伝えています。

「助けを求める」という行動は、実はとても難しいスキル。
海上保安官として働いていた頃、「恥ずかしい」「迷惑をかけてしまうかも」という気持ちから、SOSが必要な場面で、通報が遅れた事案があり、「もっと早く救助を要請してくれていれば」という経験をしたことがあります。だからこそ、子どものうちから「困ったときは助けを求める」という感覚と、実際に声を出す練習がとても大切だと感じています。
親の連絡先を複数持ち歩く
海保の救難業務では、「大きな船で近づけないなら小型船で救助する」「小型船での救助が難しければヘリコプターで空から救助する」など、常に幾つかのプランを用意しています。
