災害への備えといえば水や保存食、衣類などを思い浮かべる人は多いと思うが、実は「口腔ケア」も命を守る備えの1つなのだ。
その理由は「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」。
1995年に起きた阪神・淡路大震災では災害関連死の24.2%が肺炎だったという。
飲み水を使わず、断水時も安心してできる口腔ケアの方法を紹介する。
断水時の口腔ケア
災害時に断水したら、備蓄していた水は優先的に「飲み水」として使われるだろう。
貴重な水を歯磨きに使うことをためらう人は多いはず。

しかし口のお手入れを怠ると、口腔内では細菌が増殖し「虫歯」や「歯周病」、さらには「誤嚥性肺炎」の危険性が高まってしまうのだ。
誤嚥性肺炎は口の中の細菌が、食べたものや飲んだものと一緒に食道ではなく、気管に流れ込んでしまい肺の中で増殖して炎症を引き起こす病気。

最悪の場合、死に至る非常に怖い疾患なのだ。
日本口腔感染症学会によると、阪神・淡路大震災では災害関連死の24.2%を肺炎が占めていたという。
