鹿児島県日置市が2026年度から導入した低出生体重児とその家族を支援する取り組みについて、支援団体の関係者らが意見交換のために日置市を訪れた。参加者からは「全国に広げていきたい」と前向きな声が上がった。

搾乳機や母乳パックの購入費用を助成

日置市が2026年度から始めたのは、体重2500グラム未満で生まれ入院が必要となった赤ちゃんとその家族を対象に、搾乳機や母乳パックの購入費用を助成する事業だ。全国的にも珍しいこの取り組みをめぐり、意見を交わそうと日置市役所を訪れたのは、「リトルベビーサークル全国ネットワーク」の関係者らである。

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「経済的負担の軽減にとどまらない」支援の意味

鹿児島リトルベビーサークル「ゆるり」の山元理英代表は、自治体による補助の意義をこう語った。

「経済的負担の軽減にとどまらず、"地域が子育てを支えてくれている"という大切なメッセージになります」

小さく生まれた赤ちゃんとその家族にとって、金銭的なサポートだけでなく、地域全体が見守っているという安心感がいかに重要かを示す言葉だ。

市長も重さを体感、高い評価の声

訪問では、日置市の永山市長らが低体重の赤ちゃんとほぼ同じ身長・体重のぬいぐるみを手に取り、その重さを直接体感する場面もあった。参加者からは日置市の取り組みを高く評価する声が相次いだ。

日置市 永山由高市長
日置市 永山由高市長

リトルベビーサークル全国ネットワークの坂東あけみさんは、「この取り組みを何年かかるか分からないが、全国に広げていきたい」と述べ、日置市の事業が他の自治体へのモデルケースとなることへの期待を示した。

地域から全国へ

日置市の取り組みは、低出生体重児を抱える家族が直面する経済的・精神的な負担を、地域社会として受け止めようとする姿勢を具体的な形にしたものだ。支援団体との対話を通じて、その意義と可能性がさらに広がりつつある。

( 動画で見る▶全国的にも珍しい日置市の低出生体重児支援事業 関係者が意見交換「全国に広げていきたい」)

鹿児島テレビ
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