中東情勢の悪化によりホルムズ海峡が事実上封鎖されて以降、政府は石油の安定供給を確保するための対策を続けている。鹿児島県の志布志国家石油備蓄基地でも2日午後2時15分ごろ、石油の追加放出が始まった。
2026年3月に続く2回目の放出
今回の放出は、2026年3月に続く2回目となる。志布志をはじめ全国10カ所の備蓄基地が対象で、放出量は国内消費の約20日分にあたる580万キロリットルに上る。
放出された石油は、東串良町の沖合に停泊するタンカーへ、海底の配管を通じて積み込まれる仕組みだ。こうした備蓄基地ならではのインフラが、有事における安定供給を支えている。

志布志では5月に約150万キロリットルを計画
志布志国家石油備蓄基地事務所の栗田賢児所長は、「(志布志では)5月は約150万klの原油放出を計画」と述べており、地域の基地が果たす役割の大きさが改めて浮き彫りになっている。

緊迫する中東情勢を背景に、国内の石油供給体制の重要性が一層高まっている。志布志の備蓄基地は、地域に根ざしながら日本全体のエネルギー安全保障を支える拠点として、その存在感を示している。
(動画で見る▶石油国家備蓄放出第2弾 志布志でも始まる 鹿児島)
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