来年春の開校を目指し海田町に校舎を構えた歯科衛生士専門学校…。
少子化が進む中で新たな学校を開く背景には…。

【広島たいよう歯科衛生士専門学校・岡本佳明 理事長】
「我々の業界で課題になっている2040年問題というのがあるが、今後歯科医師の数が減っていく。人口の減少よりも早いスピードで歯医者の数が減っているのではと言われているし、これから2040年に向かってどんどん高齢化していく。歯医者に歩いて来られない人が増えてくる。そのときに訪問診療して患者の口の中の健康を保つのがまさに歯科医師よりも歯科衛生士のほうが大切になってくる」

今月中旬、一足早く開いたオープンキャンパス。

【高校3年生】
「興味があってきた」
「新しい学校だから気になる」

体験型の催しで高校3年生が多く参加していましたが中には…。

【入学を目指す20代女性】
「ママでもできそうだなと」

高校卒業と同時に就職し現在は工場で働きながら子育てをしているというこちらの女性…。


【入学を目指す20代女性】
「高校生のときは勉強が自信なかったり学費の不安はあって諦めたが、もう一回挑戦しようと思った」

実はこの専門学校、全国的にも珍しい「午前中のみ」の授業スタイル。
他の職種からのキャリアチェンジや子育てしながらの学び直しなどがしやすい環境を整えているんです。

【広島たいよう歯科衛生士専門学校・岩井三賀 副校長】
「私も10年ほど幼稚園教諭をしていた。そこから子育てをしながらもう一度専門学校に通い歯科衛生士の国家資格を取得した。(教職員と)手を取ってきめ細かい丁寧な授業をしていきたい」

一方、8年ほど前から構想し今回、海田町に校舎を構えたのにもある理由が…。

【広島たいよう歯科衛生士専門学校・岡本佳明 理事長】
「いま広島には5校ほど学校があるが、人口の多い呉市や東広島市、海田町、府中町のエリアで歯科衛生士を目指したいという人の学校ができたらいいなと思って」

これまで養成学校がなかったまさに”空白地帯”を埋める役割を担います。
近年、歯科医院だけでなく介護・福祉施設や行政機関での業務など口の中の健康を管理するスペシャリストとして活躍の場が広がっている歯科衛生士…。

広島たいよう歯科衛生士専門学校は来年4月の開校に向けて6月から総合型選抜のエントリー受付を始めるということです。

■取材メモ

人生100年時代と言われる中で健康寿命の延伸に重要な役割を担う歯科衛生士の方々ですが、歯科衛生士の求人倍率も中四国地方ではおよそ20倍と極めて高くなっているということです。

そうした中で歯科衛生士という職は新卒じゃなくてはいけないという職ではなく学ぶ時間は必要ですがキャリアチェンジしやすいともおっしゃっていました。

ですから30代、40代、親の介護が身近な視野に入る世代でも十分チャレンジできる、親の健康を守るための知識を身につけることにもつながりそうです。

テレビ新広島
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