熊本市が自動運転をめぐって大きな方針転換です。28日「今年度の自動運転バスの
実証運行を見送る」と発表しました。熊本市は2024年度以降2度に渡り実証運行を行い今年度も予定していましたが「今後の見通しを立てることが難しくなった」としています。

熊本市では運転士不足に対応するツールとしての可能性を探るため2024年度と昨年度、合わせて2つのルートで自動運転バスの実証運行を実施。市は今年度も当初予算に自動運転バスの実証運行経費1億1600万円を盛り込んでいます。

しかし・・。

【市議会地域公共交通に関する特別委員会で説明・交通企画課 大川望課長】
「現在の『ルールベース』による実験を続け社会実装を進めることが熊本市にとって果たしてふさわしい施策か見通しを立てることが難しくなってきた」

熊本市は「これまで人がプログラミングを行ういわゆる『ルールベース』による実証を行ってきたが、路線バス事業者が活用できる環境になるにはさらなる技術革新や
コストダウンが必要で、一定期間を要する」と説明。

その一方「現状ではAI学習による自動運転の開発、いわゆる『AIベース』が
急速に発展していて、このまま『ルールベース』による自動運転を進めることが
ふさわしいのか、現状では判断できない」としました。

【上野美恵子委員】
「全国的にはどのようになっているのか?」

【市交通企画課・大川望課長】
「AIベースで実験をやっている状況ではない。ただ自動運転技術が進化する中で、AIベースが急速に発展しているのが日本の事情」

市は今年度の実証実験を中止するものの、自動運転に関する調査・研究は継続すると
しています。

テレビ熊本
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