九州新幹線長崎ルートで国が提案した“ルートを絞らない環境アセス”について、佐賀県の山口知事は「認識にずれがあった」と述べた。次の面談でどのようなボールを国に打ち返すのか山口知事の判断が注目される。
国交省「ストライクゾーン真ん中に」
佐賀県の山口知事は4月16日、国土交通省の水嶋智事務次官を訪ね、九州新幹線長崎ルートをめぐり非公開で面談した。

この面談では、国交省の水嶋事務次官が佐賀県の山口知事に「未整備区間のルート判断を留保した上での環境アセス」を提案。山口知事は持ち帰って検討することになり、国側から佐賀県にボールが投げられた形となっている。
面談後、水嶋事務次官は報道陣に対し「私としてはストライクゾーンで真ん中のストレートを投げさせていただいたと思っておりますので、それを山口知事がどのように打ち返していただけるかということじゃないかなと思います」と述べていた。
山口知事「かなり高めだった」
これについて山口知事は4月24日の会見で、「認識にずれがあった」と面会後に水嶋事務次官に電話で伝えたことを明らかにし、次のように述べた。

佐賀県 山口知事:
(水嶋事務次官は)“真ん中に球を投げてきた”とおっしゃっていましたけど、私から見るとかなり高め(のボール)だったと思っている

そのうえで山口知事は、国の提案は「大きな要素」として議論を進めているとしている。
佐賀県 山口知事:
ただこれ(環境アセスメント)結構大きなファクターだと思うんで、最初にこのファクターがある程度解消できるのかっていうところを今やっている

山口知事は、5月にも再び国交省の水嶋事務次官と面会する予定で、佐賀県側がどのようなボールを“打ち返す”のか注目される。
