今後は旅行に行きづらくなるかもしれません。
中東情勢の混乱で旅行代金の値上げが近づき、駆け込みで予約する動きも出ています。
今年のゴールデンウィークは最大12連休。
大手旅行会社によりますと、ゴールデンウィークの旅行者数は国内・海外ともに去年より増加しています。
そんな中、全日空と日本航空は国際線の航空運賃に上乗せしている「燃油サーチャージ」を5月発券分から最大2倍程度引き上げると発表しました。
中東情勢の悪化で燃料価格が急騰していることを受け、1カ月前倒しで適用します。
北米・ヨーロッパ便は4月は燃油サーチャージが全日空で3万1900円、日本航空が2万9000円ですが、5・6月は両社とも5万6000円となるほか、韓国便は全日空が3300円から6700円、日本航空が3000円から6500円と倍以上に引き上げられます。
燃油サーチャージの大幅引き上げについて福岡空港の利用者は…。
◆家族がいるタイへ
「まだまだ価格が上がるって聞いたからあわてて早く航空券を取って。でも5月から(燃油サーチャージが)2倍になるんだったら、家族に会いに行けない」
◆仕事で香港へ
「仕方ない部分もあるとは思うけど率直に困りますよね。一旦考えるようになりますよね。金額が高くなって、家族と行くとまたそれ以上にかかってくるので。1人だったらいいんですけど」
こちらは久留米市の旅行会社。
中東情勢の悪化で海外旅行の予約に深刻な影響が出ていました。
◆西日本旅行 上田三佳 副社長
「海外の旅行に関しては、先の分が9割方キャンセルになってきているのが現状。遠方のみならず、近くの韓国とかそういったところのお客様も戦争という状況下で、行き先を国内にスライドしていく動きの方が多い」
キャンセルの手続きに追われる中、いま急増しているのが燃油サーチャージの引き上げに関する問い合わせです。
急きょ駆け込みで発券する人も多いといいます。
◆西日本旅行 上田三佳 副社長
「4月30日までに発券すれば安い方の燃料代で発券ができますので、案内させていただいて、あわててご来店いただいて、入金いただいて…」
例えば日本航空でハワイに行く場合、4月の燃油サーチャージは片道1人1万7800円ですが、5月以降は2倍近い3万4700円となります。
◆西日本旅行 上田三佳 副社長
「今月(1人)30万円くらいで行けたハワイ旅行が、来月になると(燃料価格の高騰などで)40万円近くかかるケースも出てくる」
Qこれが4人家族になると?
「差額だけでも40万円弱。旅行代も高く、現地の費用も高く、誰もが行ける海外ではなくなってしまいました」
燃料費の高騰と歴史的な円安のダブルショックで、ますます遠のく海外旅行。
さらに国内線についても全日空は来年度から、日本航空やスカイマークも来年春にも燃油サーチャージの導入を検討しています。
このような動きを受け金子国交大臣は…。
◆金子国交大臣
「燃油サーチャージや増額、今後の運賃の値上げなどについて、利用者に対して丁寧に説明するよう、航空会社に改めて指導をしていく」
「令和の石油危機」は私たちのこれからの旅行動向に大きな影響を与えそうです。