掃除をしていない車でエアコンをつけると、その風でダニのふんや死骸が舞い上がり、吸い込んでしまうかもしれません。アレルギー症状が出やすい方だと、咳やくしゃみ、鼻水などが出ることがあるでしょう。

エアコンをつけた際にダニのふんや死骸が舞い上がる心配も(イメージ)
エアコンをつけた際にダニのふんや死骸が舞い上がる心配も(イメージ)

また、チリダニやコナダニの増加に比例して増えるツメダニは人を刺します。知らない間に刺されて、痛みやかゆみが出ることがあります。

車内には人を刺すツメダニ(写真はミナミツメダニ)も(提供:アース製薬)
車内には人を刺すツメダニ(写真はミナミツメダニ)も(提供:アース製薬)

さらに、車内のダニが衣服に付着して、住居内に持ち込んでしまう可能性もあるでしょう。

ダニはどこにでもいるものなので必要以上に怖がることはありませんが、こうしたリスクを回避するためにも、減らす対策は重要になります。

適切なダニ対処法は「ゆっくり掃除」

では、具体的にどんな対策が有効かというと、それはやはり掃除が一番。

まず、垢やフケがつきやすいシートやチャイルドシート、食べこぼしが落ちやすい足元のマットなど、ダニが好みそうな場所に掃除機をかけて、生きているダニや死骸、ふんを吸い取ってください。シートの隙間も食べこぼしが入り込みやすいので忘れずに。

ポイントは「掃除機をゆっくりかけること」。1㎡あたり20秒かけてゆっくり進むイメージでかけてください。※一般的な乗用車のフロントシートの表面積(座面・背もたれ・ヘッドレスト)=1.0~1.5m²程度

掃除機がけはシート 1 席分を20 秒以上かけてじっくりと(イメージ)
掃除機がけはシート 1 席分を20 秒以上かけてじっくりと(イメージ)

アース製薬で行った実験では、ダニは掃除機の吸引力に負けないほどの力で繊維にしがみついていることがわかりました。そのため、掃除機の吸い込み口を細かく動かすのではなく、1カ所に滞留させるほうが吸い込みやすくなります。なお、掃除機は吸引仕事率が 200W 以上の掃除機がお勧めです。

「掃除機がけ+ダニ取りシート」がベター

また、掃除と合わせてダニ取りシートを車内に設置するのも有効です。掃除機で吸い取り切れなかったダニをおびき寄せて、粘着シートで捕獲することができます。