いま、全国で相次いでいるのが…、4月から始まった自転車の「青切符制度」を悪用した“反則金詐欺”です。
名古屋市で起きた事例から、本物の警察官では絶対にあり得ない、“疑うべきポイント”を詐欺・悪徳商法ジャーナリストの多田文明氏に解説していただきました。
青切符詐欺 疑うべきポイント
4月17日、「歩行者がいるのに手信号しないのは違反だ」と名古屋市内の歩道を自転車で走行していた70代の男性を呼び止めたのは警察官を名乗る2人組の男。

警察官を名乗る2人組の男:
手信号をしないのは違反だ。この場で違反金を支払わないといけない。警察官2人だから…2万5000円ずつ支払え。
交通ルールの反則金として、その場で5万円を支払うように要求。
男性が5万円を支払うと、白いワンボックスカーで走り去ったといいます。
実は、今回のケースの中で、本物の警察官だったら絶対にしないという、ありえないポイントが3つあります。
ポイント① その場で反則金を支払わせることはない
詐欺・悪徳商法ジャーナリスト 多田文明氏:
違反した場合、基本的には、違反行為をしたということが書かれた青切符と納付書を渡されるので、後からお金を支払います。

ポイント② 警察官の人数で反則金は変動しない
詐欺・悪徳商法ジャーナリスト 多田文明氏:
100人警察官がいたらそれだけ払うのかということになりますから、それは絶対あり得ないと。
おそらく今回のケースでは、2人組の男らはよりお金を取れると思ったんですね。だから「2人分」なんてことを言って取っていったのかなと思います。
“警察官の人数によって反則金が変わるということは絶対ない”ということを、皆さん覚えていただきたいと思います。
ポイント③ 「手信号違反」は反則金5000円
詐欺・悪徳商法ジャーナリスト 多田文明氏:
例えば「ながらスマホ」は反則金1万2000円などと決まっています。今回の「手信号違反」は、反則金5000円。このあまり知られていない「手信号違反」を使うというところが、非常に巧妙なところだと思います。
みなさん手信号をしている自転車の人を見たことがありますか?そういうところを詐欺師はうまく突いてきていると思いますね。

全国で相次いでいる青切符詐欺。
手信号による詐欺は、愛知県での70代男性の5万円のほか、鹿児島県で高校生が6000円、広島県で高校生が2000円の被害に遭い、千葉県では右側通行で60代男性が3000円をだまし取られるなど、分かっているだけで未遂も含め8件起きています。

MC 設楽統:
新しい制度が始まるとすぐこういう人が出てきますけど、まだ実例的には数えることができるくらいの感じですけど、これからこういうのがもっと増えるとか、直接お金(を払う)っていう話になった場合、一回こっちも「なんか怪しいぞ」と思ったらその場で警察に電話をしてみるとか、なにかそういう癖を常につけておかないとですね。
何のケースでも一回こちらから、ちゃんとしたところに連絡するとか考えておかないと。
警察庁は「警察官が取締りの場で反則金を徴収することはありません。異変を感じた場合は、その場で支払わずに110番通報してください」と呼びかけています。
(「ノンストップ!」4月23日放送より)
