連休中は「せっかく来たのになかなか会場に入れない」という声も上がっていた、国内最大級の花の祭典・となみチューリップフェア。今年、駐車場の入口渋滞を一気に解消するという新サービスが導入された。北陸初となるその仕組みとは。

この記事の画像(11枚)

「車列を減らすことが一番の目的」

開幕したとなみチューリップフェア(22日)
開幕したとなみチューリップフェア(22日)

となみチューリップフェアは毎年30万人の来場を見込む、国内最大級の花の祭典だ。富山県砺波市で開催されるこのイベントには自家用車で訪れる人も多く、連休中は駐車場への入庫待ちで長い車列が発生。「せっかく来たのになかなか会場に入れない」という苦情がこれまで多く寄せられていた。

こうした課題を解決するため、今年新たに導入されたのが「カメラ式駐車場」だ。

入口で止まらない、新しい駐車場の仕組み

カメラ式駐車場の特徴は、車両ナンバー認証カメラによる駐車車両の管理にある。来場者は出庫前に、場内に設置された事前精算機か自分のスマートフォンで車両ナンバーを入力し、精算手続きを済ませるだけでよい。入口での現金やり取りは不要で、車はそのままスムーズに入庫できる。

去年までは駐車場入口でスタッフが現金やバーコード決済の対応にあたり、後続の車が長い列を作る光景が常態化していた。しかし今年のフェア開幕日の入口には、そうした混雑は見られなかった。

支払い方法はクレジットカードのほか、様々な種類のバーコード決済に対応。スタッフも常駐しており、現金での精算にも対応している。

「止まらないので、いつもより早いと感じる」

実際に利用した来場者からは好意的な声が相次いだ。

「最初はどうやって払えばいいかわからなかったけど、操作的には簡単で便利。いちいちお釣りをもらわなくていいので」

「楽ですね。入ってくるときに止まらないので、いつもより早いと感じる」

操作に戸惑う場面もあったようだが、いざ使ってみれば手間がかからないと感じた人が多かったようだ。

北陸初導入、来年度は他の駐車場への拡大も検討

となみチューリップフェア実施本部の織田武男さんは、「車列を減らすことが一番の目的で、入場者のストレスの解消やサービス向上に繋がれば良い」と話す。

富山県砺波市によると、このシステムの導入は北陸で初めてのこと。今年の効果を検証したうえで、来年度は他の駐車場への利用拡大も検討したいとしている。

年に一度の大型イベントを快適に楽しめる環境づくりが、前進している。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
富山テレビ

富山の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。