とても美しいチューリップですが、球根の高騰により「となみチューリップフェア」の大人の入場料が500円値上げし、2000円となっています。
チューリップにも値上げの波。高嶺の花になるおそれが出てきています。
富山県砺波市のチューリップ農家はこの時期、球根を太らせるための「花摘み」の作業に大忙しです。
石田智久さんも2ヘクタールの畑で球根を育てています。
今年、頭を痛めていたのが球根の輸入価格の高騰です。
今年、県花卉球根組合では10万球を輸入しましたが、オランダ産の球根は病気の影響で不作になり加えて円安の影響もあって価格は、2年前からおよそ1.5倍になりました。
*県花卉球根農業協同組合 石田智久組合長
「新しい品種はどうしてもオランダのほうから出てくるので。特に富山県は300品種ていうのを売りにしているし」
この影響で割安だった国産のチューリップ球根の引き合いが強まり、価格が去年より2割高くなったと言います。
*県花卉球根農業協同組合 石田智久組合長
「ここにね。新しい球根ができるのよ。この一番大きいのを出荷します。その横にできた小さいのを続けて植えて増やしていく。花がきちっと咲いたり、品質の問題で国内産を使いたいという方がおられる」
需要が高まっているものの今年の予想出荷量は740万球と、去年より40万球少なくなっています。
背景には、チューリップ農家の減少があります。
5年前と比べて半減しおよそ40軒と、農家の高齢化と跡継ぎ不足が深刻な問題となっています。
*県花卉球根農業協同組合 石田智久組合長
「だんだん生産者が減って、もっと玉があれば買ってもらえるので新しく生産してくれる人を探しているけど」
燃料代や人件費がかさむ中、厳しい経営が続く生産農家。
このままでは価格を抑える手だてが見当たらずチューリップが高嶺の花となってしまう日が来てしまうおそれがあります。