中東情勢の影響がごみ焼却施設にも及んでいる。焼却炉の着火に必要な重油が入荷できなくなり、施設では「炉を燃やし続ける」という省エネ運用で対応中だ。

「1200リットルしか残っていない」


富山県砺波市にある「クリーンセンターとなみ」は、砺波市と南砺市から集めた燃えるごみを焼却処理する施設だ。焼却炉に火をつける際には重油を使用しており、一回の着火に500リットルを消費する。


通常、タンクの残量が1500リットルを切ると業者へ補充を依頼している。最大5000リットルが入るタンクだが、現在の残量は約1200リットル。すでに補充が必要な水準を下回っている状況だ。
しかし今月に入り、業者から「入荷できない」との連絡が入った。
「焼却炉を燃やし続けている」

残り少ない重油をどう節約するか。施設が取った対策は、焼却炉を止める回数を減らすことだ。
早川大樹主幹はこう説明する。

「重油を使うタイミングは焼却炉を立ち上げるときのみ。回数を減らすため焼却炉を燃やし続ける工夫を行っている」
通常はメンテナンスのため2週間に1回ほどのペースで炉を停止しているが、現在はそのペースを落として連続稼働を続けている。
灯油への切り替えも検討
今後、重油をいつ入荷できるかの見通しは立っていない。施設では、代替燃料として灯油への切り替えも検討しているという。
県内には他に4つの焼却場があるが、それらはもともと灯油を使用しているため、今のところ影響は出ていない。
(富山テレビ放送)
