厳重なセキュリティーで管理された施設
こうした状況について、事業者側はどう捉えているのか。取材班は、日系の「NTTグローバルデータセンター」内部の取材を許可された。

記者が最初に案内されたのは、赤い照明の部屋。職員は生体認証で中に入ることができるという。OKが出ると、部屋が緑色に変わるような仕組みで、非常にセキュリティーが高いシステムになっている。

施設内部に進むと、黒い壁に挟まれた果てしなく長い廊下が。天井には、多数のパイプが走っている。
さらに進むと、データセンターの心臓部「サーバー室」に入った。たくさんのサーバーが、膨大なデータを処理し、AIなどを支えている。
ここでは大量の熱を発するため、冷やす必要がある。サーバーを冷却した後の暖かい空気は、隣の「機械室」で冷却液と熱交換が行われ、パイプで屋上に送り出された暖かい液体が、冷却設備で冷やされる。
内部で循環するため、施設の外に排水として出ることはないという。
NTTグローバルデータセンターのブルーノ・ベルティ副社長は、「水を無駄にしている、という誤解も解かなければなりません。現在はデータセンター内の水は最適に利用され、一切無駄にすることなく運用ができるからです」と強調する。

屋外に出てみると、非常用の電源となる発電機がずらり。

騒音をふせぐため、それぞれがコンテナに入っており、天井に小さな煙突が突き出ている。ここではフィルターが取り付けられていて、別の施設で見えたような「黒い煙」は一切出ないという。
